卒業式・入学式に「お花のアクセサリー」コサージュ&髪飾り

子どもたちの卒業式・入学式にはいつも、生花で「コサージュ」&「髪飾り」を作ります^^


最近はきれいな造花が多くて市販品も可愛いけれど、
やっぱり「生きたお花」はみずみずしさ、香り、触れると感じる生気がもう、だんぜん違う!

うちの娘はしょっちゅう「お花を髪に挿したい」と言います。
毎日言われても無理、というわけでもなく


この「お花アクセサリー」
結婚式同様に手間をかける「プロ仕様タイプ」の他、
「ただ、花を切って髪や服に挿すだけ」でもいいんですよ。
つまり、作り方、楽しみ方はいろいろ。


臨機応変に、その都度、楽しみ方によってつくり方も変えてOK!

あなたが思うよりもっとずっと気軽に簡単に、
日々の暮らしに合わせて、「花のアクセサリー」を楽しんで良いんですよ。


って言われても、「どういうこと??」って感じると思うので…


もと花屋店長の「ウチのようす」をどうぞ^^

  

  

母の胸に生花のコサージュ、娘の髪に髪飾り

さいきんの市販のコサージュやヘアアクセサリーも、私、好きですよ。
とっても可愛い、とっても綺麗!
自分で造花でコサージュを作ったこともあります。長く使いたいなと思って。

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↑こちらは、息子の幼稚園卒園&小学校入学時に作った
造花のコサージュと、花一輪のピンです。バッグか靴につけようと思って。
こちらも可愛くて、気に入ってはいるのですが。


息子の小学校卒業のとき、急に
↑これを使うよりも、生きたお花が欲しくなって
庭に咲いていた花だけを、サッと摘んで、わたしのコサージュを作りました。

ほとんど花がないわ;;だったので
もう花の終わった「クリスマスローズ」の”がく”と葉っぱで。
(そんなんでいいのかい;という感じですが…)

入学式用には、ちょうど娘のために鉢植えの花(ピンクのカランコエ)を買ったので
カランコエと、庭に咲いてきたムスカリを加えたら少し華やかになりました。

グリーンだけの卒業式用のコサージュも、
「卒業式用」には良かったですよ。
モノトーンメインで装う「卒業式」には、「グリーン」はとてもシックでカッコよくなります。

入学式には、同じグリーンのクリスマスローズを少し華やかに。

 

娘の卒園・入学のときは
「髪に花を挿したい!!」
「トクベツなお花、バラ、バラが良い!!」と言うので
はい、ここでようやく「花を買いました」

娘と花を買いに行き、バラと小花を購入。
可愛い髪飾りができました。

お花を髪につけている子は他にはいません。

お花や作物の栽培・調理が日常の幼稚園だったからか
お友だちも花に目を留めてくれ
「それホンモノのお花なの!?」
「いいね~!」
「いいにおい~」
と口々に言われてニコニコ。

娘のこの嬉しそうな顔!


娘曰く、
「すれ違ったお母さんや先生(成人女性)ほぼ全員から
 あらっのんちゃん、ホンモノのお花つけてるの!? って言われたw」と
今でも自慢らしいです。
(実際はさすがに全員ではないでしょうが;)

私も、卒園式にしては華やかなコサージュになりました。

卒園式が終わったあとは
家の中に飾って楽しみました(楽しめます!)

最終的に2週間ほど、このまま飾りました^^

 

 

花の髪飾り用の花は、スーパーの束売り花や苗、庭の葉っぱで大丈夫

この髪飾り用に買った花は、特に高級な花というわけではなく
どこにでもある「スーパーの束売り花」と「園芸店の鉢植え」
それから庭で摘んだ葉っぱです。

葉っぱも特別なものではなく、その辺に生えてる「雪ノ下」も息子のときに使ってます。

続く、娘の小学校の入学式用にも
近所のスーパーで束売り花を1つ購入し、
あとは卒園式のときに買った「カランコエ」の鉢植えを再度チョキンと切り
庭に咲いてきたムスカリ、イベリスの花を切って使いました。

 

水をつけてパーツを作って組み立てます。
お花屋さんが作る「コサージュ」「ヘアオーナメント」の仕様です。

 完成!

娘の希望で、卒園式と同じ髪型ではありますが
花の色が変わったので、今度は清楚なイメージになりました。

  

 

 

生きたお花のアクセサリーは生気が違う、ズバリ、「目立ちます」

この「お花のアクセサリー」
何がいいかって

ええ、造花のアクセサリーも作ったからこそ
切に感じます。
エネルギーがほとばしる感じというか。
まさに「生気」がみなぎってるんですよね。

それに、みずみずしくて、いい香り。


女の子はみんな、それはそれはオシャレしているんですけれど
娘の頭部が それはもう とてもとてもキラキラ輝いていました。
ハッキリ言って、生花の髪飾り、とても目立ちます。

 
みんな張り切ってオシャレしていますが
「お花を髪に挿してる子」は、そうそういません。


とてもとても、目立ってました。

先生の目もひいていました。


そして何より、とてもとても、娘が嬉しそうでした。

男の子は、どう感じるのか、分かりませんが…
中学ではできなそうだけど、高校の入学式に息子用のコサージュを作ってあげようかな??


 

 

さて、ここまでのわが家の話。

「そんなすごいの無理だし」

って思ってるのではないでしょうか。
うん、私が作ったのは「お花屋さん仕様」ですからね。
でもね、「お花の髪飾り」は
こうすればもっとずっと、簡単です!

 

  

 



「髪にお花をつけたい」お花の髪飾りはこうすれば超・簡単です!

娘は小さい頃からずっと
「お花さんを髪につけたいの!」
と言っていました。

普段は、ただ、花を摘んで、髪に挿してあげています。
(ただ、茎を髪に挿して ヘアピンで留めただけです)

野原で摘んだ花を「髪に挿して!」って言われる時は
ヘアピンも持っていないので、
摘んで、ただ、編んだ髪に挿すだけ。

「花の冠作って~」の、延長です。
そう考えると、そんなに難しいことじゃないでしょう?

 

娘にとって、「お花を髪に挿す」のは
何も特別なことじゃありません。

小学生になると、遊びながら
自分で花を摘んで、自分で髪に挿して
「お母さん、見てー! 髪にお花挿した」
と報告してくれるようになりました。

女の子は、髪にお花を挿すのが好き。


実現方法は、
ただ花を挿せばいいだけ。 です。 シンプルに考えてね。

 

 

「切って髪に挿すだけ」でも 卒業式や入学式に使える花は?

ただ、この「切って挿すだけ」の方法だと、
花に水を与えられないため
すぐに花がグッタリしてしまいます。

毎日の遊びの中のことだったら
それでも充分なのですが

卒業式や入学式には、
もう少し長い時間、
半日くらい、お花がシャキンとしていてほしいですよね。



「切って挿すだけ」で水がなくても、
見た目が半日くらい大丈夫なのは
「菊(マム)」「カーネーション」「スターチス」

ほか、冬に旬を迎える南半球の花(ネイティブフラワー)のように
もともと水分が少なく、カサカサ、ゴツゴツした花であれば
ただ「切って挿すだけ」でも その日のお出掛けの間は大丈夫でしょう。

参考:ネイティブフラワーとカーネーションの花束

お出かけに使うためには、
ある程度花の種類が限られますが…

この方法なら、難しいことは気にせず
ただヘアピンくらいの長さに花を切って、
髪に挿して、ピンで留めてあげるだけですから
日程が目の前でも、お子さんの髪に 花を挿してあげることができますね。

 

ウチの娘のように、
「この花じゃなくて、違うのがいい!」となったときにはじめて
いわゆる「お花屋さん仕様」のつくり方が必要になってきます。

   

 

   

 

お花屋さんの作る髪飾り「ヘアアクセサリー」ってどういうもの?

お花屋さんには、「花のアクセサリー」を注文することもできます。
ご存知でしたか?

ただ、すべての花屋さんが アクセサリーを作れるか?というと
そういう訳ではないので
少なくとも「ギフトが得意そうな花屋さん」を選ぶのがコツです。

「普段から結婚式の花をやっている」花屋さんが分かれば
結婚式の花をやっている花屋さんに頼むのが確実です。
なぜなら…

「花のアクセサリー」は、結婚式で使う
●新郎用のコサージュ「ブートニア」
●新婦の髪飾り「ヘアオーナメント」と 同じだからです。

結婚式、特に披露宴は 半日はかかりますので
バラの花でも、もっと水持ちが弱い花でも
暑さに弱い花でも 式が終わるまでキレイを保つことができるように
しっかり水が持つようにします。
こんな感じでティッシュを小さく切って保水しています。

お花屋さんに依頼する場合
コサージュは 小さなもので3000円~、通常5000円あれば頼めるでしょう。
髪飾りは ワンポイントなら3000円~ あとは分量によります。
大量に必要な場合は1万円以上かかるかも。

ほかのオーダー時と同様、花の種類の希望は
あまり細かくしすぎないほうが当日良い状態の花が手に入ります。
色の希望は雰囲気の見本になるような写真を持っていくと良いです。

  

 

お花屋さんにオーダーするほか
この「お花屋さん仕様」のアクセサリーを
「自分で作る」こともできます。
  

コサージュや リストバンドなどは形に組まなくてはいけませんが
「髪飾り」はもっと簡単。
ヘアピン状のままで大丈夫です。

髪に挿すときにつけたい位置に挿せばいいですからね。

花にワイヤーをかけ、水をつけて保水してテーピングし、向きを調整できるようにしています。

 使い終わった後も、このまま飾ることもできます、という話はさきほどしましたね。

花にワイヤーをかける・水をつける・テープを巻く、という流れは
ちょっとコツが要りますが
慣れればそこまで難しくはありません。


誰かの「結婚式用」に使うものを作るのはさすがに
ほんとうに長時間、スポットライトにさらされても大丈夫か?
新郎新婦の一生の思い出を台無しにしてしまわないか??といった
心配が出てきますが

「自分用」ならば、そこまでの気負いもいりません。

花のコサージュや髪飾りは、卒業式・入学式のほか
結婚式に参列するときや
成人式・七五三にも大活躍!
 するので

「自分でつける」「家族で使う」範囲なら
「作ってみたいな」と思ったら自分でチャレンジしてみるのもいいのでは。


「お母さんが作ってくれたの」と喜ぶ娘を見ていると
自分で作れてよかったなあ~~~と思うので。

私にも、「花のアクセサリーを作ってみたい!」というご希望が来ていたので
アクセサリー作りのビデオ講義を作っています。

【おうち花マスター上級講座 SEASON MASTER 9月「花のアクセサリー」】回がそうです。


ただし、生花では水をつけなくてはならないうえに
手早く作らないと花が傷んでしまい、難易度が高いため
プリザーブドフラワーや造花で作る「水なし」を前提にお伝えしています。

プリザーブドフラワーや造花なら、強く握ってしまったり時間がかかったりしても
花が傷んでしまう、ということはないので だいぶ簡単になるからです。


関連して、
「花にワイヤーを挿してテープで巻く」段階は
8月「プリザーブドフラワーアレンジ」 回でも詳しく説明しています。

(コサージュを作るには、さらにワイヤーをつけた花を「形に組む」工程が加わるため
 プリザーブドフラワーや造花のアレンジメントよりも一段階手間がかかります)

ヘアオーナメントやコサージュ、ときたら「ブーケもやってみたい!」という声にお答えして
「まずは造花からチャレンジするブーケ」を
10月「ウェディングブーケ」(クラッチラウンド+ボールブーケ)
の回でお伝えしています。

現在は、こちらの講座は受付していません。が
将来的には単月ごと+「ウェディングのための3講座セット」を
提供したいな、と思っています。
準備ができましたらメルマガでご案内しますね。


繰り返しますが…

生きたお花のアクセサリーは生気が違う、ズバリ、「目立ちます」

女子はお花のアクセサリーが大好き!

お子さんのためにも、ご自分のためにも
まずは「花を摘んで・切って挿すだけ」から
どうぞやってみてね。

「摘んで挿す」にはお金も技術も 必要ありませんから。

ではまた^^

 

わたし、本多るみは こんな活動をしています^^
季節の花が見たくなる^^
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