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冬は水仙の季節~水仙とニラの見分け方

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冬は水仙の季節!

水仙が楽しみな季節になりました^^
年末、12月に入ると、小輪タイプ(日本水仙みたいな)の水仙が咲き始めます。
小学校には、真っ白な水仙がたくさん生えていてとても綺麗。

ちなみに、有名な「日本水仙」は・・・
これね。黄色いカップの小さな水仙です。


この「日本水仙」、日本全国にたくさん野生で生えていますが、
じつは、日本生まれではありません。
地中海原産と言われ、中国経由で古くに日本にやってきて
気候が合ったので定着して日本全土に広がったと考えられています。

年が明けて4月にかけては、大輪の「ラッパ水仙」と呼ばれるタイプが咲きます。
少しずついろんな色、いろんなタイプの水仙が咲くのでとても楽しみ^^


空き地というか野山というか?に、いつか誰かが球根を植えたのかも?
な水仙が咲いているのを見かけることもあるし


公園や学校にはなにかしらの種類の「水仙」が、植えられていることが多いですね。
さんぽ中に道路脇や住宅のお庭に植えられている水仙も、見かけるとほっこりします。

小輪タイプは 時期が必ず早い、というわけでもなく
4月に葉っぱも細いこんな水仙が咲いているのを見かけたことも。

こんな八重咲??ほんとにこれでいい??大丈夫??な水仙もあります。

冬本番が始まる12月~暖かくなる4月まで
冬の間じゅう、入れ代わり立ち代わり、ずっと楽しませてくれる花ですね。

お花屋さんでも、12月に小型で黄色の「ティタティタ」の鉢植えが並び
切り花で日本水仙が並び
年が明けると、ラッパ水仙の鉢・切り花が並ぶので
比較的、外で見かける季節と お花屋さんに並ぶ季節が近いお花です。
小型の品種のほうが香りが強い傾向にあります。

  


水仙は庭に植えると、手間いらずでよく増える

水仙は「球根」です。
主に、花屋さんや園芸店で球根を売っているのは「秋」9月後半~11月中くらい。
おそらく10月前半に買いに行くのが
最も多くの品種の球根が並んでいると思われます。
お値段は品種の珍しさと球根の大きさ・質によって決まります。

水仙は、日本の気候にとてもよく合っているため
一度植えれば、基本的に毎年咲きます。どんどん増えます。
半日陰の場所でもよく増え、よく咲くため
路側帯や沿岸部、学校のフェンス回りなどに
毎年勝手に咲いているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。

我が家の庭にも、引っ越してきた年(もう十数年前)に3球だけ植えた水仙があります。
午前中3時間ほどだけ日が当たる半日陰の場所ですが
毎年、野生のハナニラと競演してとても綺麗です~

庭がある方は、お手入れせずに毎年咲いてくれる大助かりなお花なので
植えるのおすすめです^^

*以前書いた「水仙のざっくり簡単な育て方」記事はこちら

水仙の育て方<簡単ほったらかし版>| ├ 鉢植え
水仙の育て方<簡単ほったらかし版>

*鉢植えのミニ水仙をおうちの中におしゃれに飾るビデオつきの記事はこちら

ミニ水仙の鉢植えをおうちに飾るには| ├ 鉢植え
ミニ水仙の鉢植えをおうちに飾るには


受講生さんから、こんなお便りが届くのもとっても嬉しい💕💕

綺麗ですよね~!
これだけお庭に咲いたらゴージャスでしょうね!
なおかつ、これだけ摘んでおうちに飾ったら、香りも素晴らしいでしょうね!

もちろん1輪2輪でも、水仙はじゅうぶん香りますよ!

*以前撮影した「日本水仙の切り花」1~2輪を長さを切って飾る動画つき記事はこちら

水仙の切り花| ├ 切り花
水仙の切り花

「袴(はかま)履かせ直し」のビデオがあるブログ記事はこちら

水仙の長さをキレイに短くする「袴」穿かせ直し| ├ 切り花
水仙の長さをキレイに短くする「袴」穿かせ直し

  

  

水仙は毒!ニラと間違えて食べてしまうのを防ぐ見分け方は

TVのニュース等でも見聞きしたことがあるかと思いますが
水仙は全草に毒があるため、
生えている葉っぱも、花を活けた水も、食べたり飲んだりしてはいけません。

庭で水仙を育てるときは、お子さんがかじらないように注意するとともに
しっかりと教え伝える必要があります(我が家では3,4歳には理解しました)。

さて、この水仙、「ニラと間違えた」という報道が多いですよね。

では、ニラとどう違うのか?
どう見分ければいいのか?といいますと…

ニラは夏、水仙は冬

まず大前提として、ここまでお読みいただいた通り、
水仙は「冬の花」です。

葉っぱが地上に出るのが10月ごろ~
花が12~4月ごろ
葉っぱが枯れるのが5月ごろです。

これに対して、ニラは「夏の花」です。
葉っぱが地上に出てくるのが4,5月~
花が咲くのが7~9月ごろ、
タネが実って枯れてくるのが10月ごろ
葉っぱが枯れるのが11月ごろです。

つまり…冬の今、葉っぱがあるのは 「水仙」なので食べちゃダメ!!

水仙とニラは 葉の色・厚み・質感が違う

生えているときのニラはこんな植物です。

ニラは、道路の脇や河原、広場などに
草の生い茂る5~10月に
割と普通に「雑草」として生えています。
たぶん、あなたも見かけたことがあるでしょう。
(それが=「野菜のニラ」だと気づいていないだけで)

見てのとおり、花もまったく違います。
何より時期が全然、違います。

それでも、葉っぱが共存する時期が
4月、10月ごろに重なります
ので
葉っぱで見分けをするなら

ニラは 上の写真のように
もちろん、売っている野菜のニラを思い浮かべてもらっても良いです。

ニラの葉っぱは薄くてペラペラ柔らかで
緑の色は明るくて、きみどり色がかった緑色です。(イエローベース)
ニラなので、こすればニラの香りがします。

これに対して水仙の葉っぱは…
緑の色は「青緑色」っぽくて(ブルーベース)
表面に白い粉を吹いたようになっています。
そしてぽってり厚みがあって固くてシャキーン!としています。

ニラではありませんから、こすってもニラの香りはしません。

いちど両方を手に取って、じーっと見て、理解すれば、
そこまで見分けが難しい植物ではありません。

でも、それでも心配!なときは
どちらの葉っぱも生えている可能性がある端境期の
「4月」「10月」には採らないようにすると良いのではないでしょうか。

 

 

戸外より要注意!売っている水仙をニラと間違えるケース

戸外では、ニラは4~10月
水仙は11~4月なので見分けつきやすいのですが・・・

スーパーなどの店頭では、ニラは1年じゅう売っている野菜ですよね。

お店には、冬でもニラがあるんです。

これが危険なポイント(悲)

 

12月~4月くらいまで、スーパーでは「水仙の花」も販売されることが多いです。
ニラと同じように束になって、ビニールテープで巻かれて、細長い袋に入っています。
  ↑
外見がとてもよく似ています(悲)

特に水仙の花は、花が咲いてしまうとすぐに咲き終わってしまいますし咲いた花は傷みやすいので
「つぼみ」で販売されるんです。
なので、パッと見が、ニラの販売姿ととてもよく似ています(悲)。

水仙の時期の、スーパーの店頭のほうが注意が必要かもしれません。

基本的には「生花」と「青果」は別のコーナーに並んでいるものではありますが
店員さんが陳列時に同じ場所に置いてしまう場合があるようです。


食べるニラを探しているならよーーーーーく見て、本当に「ニラ」かどうか確認するようにしましょう。

 

 

 

 

 

水仙よりもニラと間違いやすい植物

個人的には冬場の「ハナニラ」に注意!

ニラと見間違いやすいのは、私は、個人的に
水仙よりも「ハナニラ」な気がします。

「ハナニラ」とは、さきほど我が家の庭に勝手に生えてくると言った
この写真の、水仙の足元にたくさん咲いている白い花。

色は真っ白ではなく青みがかっていて
青のかかり具合は個体差が大きく
青が強いとこんな色になります。

ハナニラは、ニラではないのですが
葉っぱをこすると「ニラの香り」がするため
「ハナニラ」という名前になっているくらい
ニラ臭がします!!

ニラの匂いが、してしまう。(危険)

ハナニラの花は3~5月、おおよそ、桜の花と同時期です。
水仙と同じく10月ごろに葉っぱが地上に出始めて
梅雨前くらいに葉っぱが枯れます。

ニラと少し時期がかぶるうえに、ニラの香りがしてしまう
葉っぱも水仙より柔らかくテレっとしているので、
私は水仙よりハナニラのほうが間違えてしまいそうな気がします。
ハナニラも食べたら毒です。
(水仙よりは毒性弱いのかもしれませんね、ニュースで聞かないので)

ただ、ハナニラは背が低い植物。
葉っぱの長さも10㎝ほどしかないので
長さで見分けるのが良いかな。

   

ニラと時期もかぶり似ている「ノビル」(食べても大丈夫、食用です)

道端に生えててニラと似ている・・・といえば
個人的には時期もニラと同じでニラと同様の匂いがある
「ノビル」じゃないかと思うのですが
「ノビル」はニラと同じく、食用の野菜ですので
まあ、間違ってても、良いのかな。

ちなみに、私は、ニラもノビルも、摘んで「飾ります」
もちろん食べられますが、飾って見ても楽しみます^^
そのお話はまた別の記事にしますね。

 

わたし、本多るみは こんな活動をしています^^
季節の花が見たくなる^^
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