1月7日は【七草粥】を食べる日ですね。
塩味のお粥に「春の七草」を入れた青菜がゆを作って食べます。
…というのは、きっとあなたも聞いたことがあると思いますし
食べたこともあるのではないでしょうか。
お子さんには「覚えなさい」と言っているかもしれませんね。
「春の七草」は【七草粥】に入れる食用の植物で
「新春にも芽吹く強い植物だから」だそうです。
Eテレでも扱ってくれているので聞いたことあるのでは?
【セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ】
この「春の七草」は、おとぎ話の世界とかじゃなく
実際に「その辺」に生えている植物たちです。
旧暦では、今の1月7日の約1カ月後なので
きっともっとたくさん芽吹いていて、見つけやすかったことでしょう。
現代の1月7日には
芽が小さくてなかなか見つけられないかもしれませんが
「春の七草」のうち5つは、現代でも野に生えているので
「おさんぽ」して摘むことができます。
摘めない2つは「すずな・すずしろ(蕪と大根)」
カブと大根は、現代では完全な農作物なので、畑で育てられており
野生で見ることはありませんね。
なので、ご自身で育てていない限りは摘むことができません。
そのほかの植物は…
元旦のおさんぽ時に見つけていた「セリ」「ナズナ(ペンペン草)」がこちら。
見つけはしたけれども、こちらのセリは ひとさまの田んぼ内なので見るだけで…。
うちの庭には ナズナが生えてこない~!
同じ仲間の「タネツケバナ」 が鉢の中に生えていたのでかわりに摘みました。
もう少しすると、ナズナと同じような花が咲きます。(→タネツケバナを飾ったときの記事)
全体的にナズナより小型です。
この「タネツケバナ」の名前の由来も日本らしくてとても好きです^^
「ごぎょう(ハハコグサ)」は わが家の周囲には少なく、
この時期にはほぼ見つけられないので 毎年諦めています。
一番 見つけるのが簡単な「ハコベラ(はこべ)」は
毎年、庭や家の玄関周りで収穫しています。
今年は庭に うじゃうじゃ! 困るほどに生えています
すさまじい量なので^^;
このうち1/3くらいをお粥に入れることにしました。
「ホトケノザ(現代で言う「コオニタビラコ」)は湿地植物で
田んぼ周りでないと なかなか見つけることができません。
我が家の庭には、大型のお仲間「オニタビラコ」なら
わんさか生えてきているので、かわりに「オニタビラコ」を摘みました。
どちらもタンポポと同じキク科の植物で、食用になります。
単純に生えている植物を代わりにするのは 毒の植物も多いため危険ですが
食用にできるものが分かっていれば、同じ系統の植物を代わりにすることは良くあります。
スーパーで売っている「七草セット」にも、
「ナズナ」のかわりに 小型の「タネツケバナ」
「コオニタビラコ」のかわりに 大型の「オニタビラコ」が
入っていることもあるくらいなので、こちらのお仲間は大丈夫。
と、いうわけで、
今年は「ハコベ」
「ナズナ(のかわりにタネツケバナ)」
「ホトケノザ(のかわりにオニタビラコ)」
の三種類を摘みました!
冷蔵庫に大根が入っていたので、これに大根を加えて
合計【4草粥】^^
七草全部、揃わなくったって いいと思うんです。
この時期に、芽が出ている植物を食べて
おせち料理を食べまくったお腹を休め
無病息災を祈る
というのがこの行事の目的ですから
この時期に、葉っぱ摘んでお粥にして食べた
っていう記憶が残れば いいんじゃないかな。
都会にお住まいで 摘める植物がなければ
スーパーで買ったっていいと思います。
・セリ ・蕪 ・大根 は
この時期普通に野菜売り場に並んでいますから
バラで買っても七草のうち3つは揃います^^
歩いて探して摘んで
実際に「知る」ことができる環境なら
やってみてほしいなあ~~~と思いますが
できないときは無理しないでくださいね。
無理にやるとか、教え込むとかより
毎日楽しいことが いちばんだと思うから。
ちなみに…
「これじゃ青菜粥じゃなくて ハコベの中に米になっちゃう」と思って
よけたヘコベを別途オムレツにしようとしたら
みごとに「ハコベの中に卵」になりました^^;(味は美味しかったです!)
ハコベはナマでも食べられるし
ふつうに青菜として料理に使えるので
あまりにもたくさん生えてるから
めいっぱい活用(食べよう)しようと思います。
ではまた^^/
●わたし、本多るみは こんな活動をしています^^
●季節の花が見たくなる^^
お花の話・扱い方・飾るコツ 子どもとの話etc『花のあるおうちになるメルマガ』(無料)