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チューリップを植えたいなら10月上旬が球根の買い時!

「チューリップの球根を植えてみたい!」って思ったことのある人は多いと思います。
でも、実際にチューリップが咲く頃には、あたりまえですが球根は売っていません;
春に花が咲くように、もっと前から育てる必要があります。
ではいつ売っているのかというと「秋」なんです! 詳しく説明しますね。

 

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「チューリップの咲く家」は園芸初心者さんでも簡単に作れます

チューリップの咲くお庭ってイイ(*´∀`*)ぽわーんとシアワセ感じちゃう(*´∀`*)

これ、そんなに広いお庭がなくってもできるんです。

我が家の庭の花壇、ほんの30cm幅×2mくらいしかないです。
このちょこっとの一角で、毎年こんな風に楽しんでいます^^
(この角に子ども用に作った砂場があるので散らかってますが;)

男の子も、女の子も、この庭で、「チューリップさん」の成長を毎年見守って育ちました。

子どもが毎日自分の目で見て、触って、においを嗅いで、成長過程を見ることができる「おうちの花」って、とってもいいですよね~
「触っちゃダメ!」って言わなくていいところが最高です。
いくらでも調べまわしてOKなのがおうちの花の良いところ。

もちろん、花壇がなくても「プランター1個」でもできちゃいます(*´∀`*)
植え付けも、幼稚園児にやってもらっても咲くくらい「土に埋めれば大丈夫」です。

 

チューリップの球根を買うなら「10月上旬」です!

そんな「チューリップを植えてみたい!」と思ったら、10月上旬が球根の買い時です!

春にチューリップに咲いてもらうには、秋に球根を買って植えつけます。
こういう球根を「秋植え球根」って言います。
春に花が咲く球根の花はほぼほぼ「秋植え」の球根になります。

チューリップの球根は、日本国内でも富山や新潟で多く栽培されていますが
主にオランダなどからの輸入品になります。

チューリップ以外の秋植えの球根も海外産が多く、花屋さんやホームセンターは商社さんから球根を仕入れるのですが、この仕入れは通年あるワケではありません。
わたしの経験上では年に1回しか入荷できませんでした。
それが9月の下旬~10月の頭です。

10月頭ごろにその年の入荷球根が揃うと、以降は減るだけなので
品数が揃って品数の多い、10月前半のうちに買うのがおすすめです!

あとも残っているものは買えますが、早い時期のほうが種類がたくさんあります。

この傾向はインターネットで取り寄せるときも同じなので、9月に入ったら、予約注文ができるか、いつ入荷があるか、ホームページをこまめにチェックすると良いかと思います。

自分で植えて楽しむガーデニングのときは、「春の花は秋に買って植え
これは絶対なので、覚えておきましょう!

 

 

春の花の苗は「11月」に入ってから買うのが良いです

以前は、秋に植えて春まで半年間楽しむ「お花の苗」の出荷も10月だったので
球根と一緒に買ってすぐ植える、っていうことができたんですが・・・

2010年ごろから、猛暑で秋植えのお花の苗の出荷が遅くなり始めました。

出荷自体は10月にもあるのですが、10月でも気温が30度あったりして夏のようなので
冬~春に咲くお花にとっては暑すぎて、元気に育ちません。
つまり元気な苗が10月では暑すぎて出てきません!

パンジー・ビオラ、ほかネメシア、リナリアなどの春のお花の苗は、10月に出荷されていてもまだ買わずに待って。気温がぐっと下がってから2週間~3週間は待ちましょう。
おおよそ、11月に入ったら元気な苗を買うようにすることをおすすめします。
この花の苗を買う時期についてはこちらのページで詳しく説明しています。

 

なので、秋に植える球根と、秋に植える花の苗を買う時期は、ずれます。

わたしは毎年、球根か苗かどちらかをうっかり忘れそうになりますが;

先に、10月のなるべく早めに「球根だけ」買っておいて
また11月に入って質の良い苗が出てきたときに花の苗を買うと良いです。

まずは「ピピピ!」ときた球根を先に買っておいて、苗を買うまでの1カ月の間に
「この球根が咲いたときにピッタリ合う苗は何かなあ?」ってワクワク考えるのが「楽しい~~≧▽≦*」時間に。

わが家も毎年、「ピピピ!」と来たチューリップの球根だけ先に買ってしまいます!≧▽≦* 
それでどんな花壇・プランターにするかは、1カ月の間に考えるんです~わくわく。
あんな風にしようか?こーんな風にしようか??といろんな妄想を楽しむのです。楽しいですよ~

 

 

球根はホームセンターで買ってもOK!

まだ慣れない方が花の苗を買うときには、わたしはあまりホームセンターをおすすめしていませんが…
球根は、初心者さんでもホームセンター、どうぞどうぞです。
ホームセンターだと気軽に買うことができますよね。

園芸店って行くだけで敷居が高かったりするので(緊張して行けない!とか、ありますよね、わかります)
その点ホームセンターなら「行ける」んですよ。(本気で、行くことができる、という敷居の低さ。ありがたいですよね)
気軽に買うことができます。本当に助かりますよね。

球根って、どこで買っても基本、品物は同じものだったりします。
もちろんお店によって置いてあるものが違うことはありますが、オランダのこの会社のパッケージ、だったらどこのお店で買っても同じ、タキイ種苗のこのパッケージならどこのお店で買っても同じ、とそういう意味で「同じ」です。
で、球根なら、苗と違って管理状態の差があまりありません。
室内の棚に並べて置いている、という状態であれば、どこのお店でもさほど差はないです。
そういう意味で、園芸店で買っても、ホームセンターで買っても差はあまりないといえます。

もちろん園芸専門店のほうが種類はたくさんあるでしょうが、「はじめて植える」「まだ慣れない」うちって、そんなにたくさんの種類、変わった品種があっても、選べないし、変わったものってすごく高額だし、まだそこまで必要ではないといえるでしょう。

なので、チューリップの球根を買うのはホームセンターでじゅうぶんですよ。
水仙とかムスカリ、シラーなどのメジャーな、同じく春に咲く球根ならばホームセンターでも置いてあります。

我が家も、近所のホームセンターで毎年チューリップの球根を買っています。
大丈夫です、毎年ちゃんと咲いていますよ!

こんな感じで、ぱぱっとピンときたものを3~5種くらい買ってきています。もちろんお庭が広ければもっとたくさん選んでも。

小さな花壇やプランターに植えるなら、球根のパック3~4個あれば充分楽しめます。

 

 

チューリップの咲き方の種類いろいろ

球根のパッケージを見ると、チューリップにはいろんな咲き方があることに気づきます。
えーこんな咲き方のチューリップってあるんだ!?って、球根のパッケージの写真を見てはじめて知ることも珍しくないと思います。

チューリップの咲き方にはだいたい、こんな種類があります↓

ふつうの一重咲はみなさんよく知っていると思うのでほかの咲き方の花を紹介しますね。

 

★おすすめその1! 八重咲き

ぽってりとした咲き方が可愛らしい八重咲です。左の黄色の花はいちばん外側の花びらが「剣咲」でもありますね。
八重咲のチューリップは、一般的な一重咲きのチューリップよりも開花期間がとても長いです。
切り花でも、球根植えでも、長期間楽しめる
ためわたしはとっても大好き。毎年植えています。
(が最近「八重咲ミックス」とかで買うので写真のチューリップの品種名は分かりません)


いわゆる「黒チューリップ(濃い紫)」にも八重咲があります。こちらは剣咲でもある「ブラックヒーロー」。
外側の花びらが剣咲のタイプは、八重咲のぽってり感が少なくカッコ良いです。ブラックヒーロー大好きです。
写真はいずれも我が家の庭。

ブラックヒーロー

淡いピンクの「アンジェリケ」が一番有名でしょうか。
淡いアプリコットカラーの「アプリコットビューティ」、剣咲で明るいオレンジに茶色っぽい模様が入る「オレンジプリンセス」、淡い紫色の「ブルーダイヤモンド」、半八重咲くらいの「クリームアップスター」などなど。

アンジェリケもその気がありますが、八重咲には「枝咲き」になる品種が多めです。
ふつう、チューリップって、1つの球根から1つ茎が伸びて、一輪だけ花が咲きますよね。
「枝咲き」というのは、1本の茎が枝分かれをして、2~多いものだと5輪くらい!の花が咲くんです。
ただし、1輪1輪の花は小ぶりになります。1輪目は大きいけどあとは小さい、とか。
それでも嬉しいですよね~^^ 

球根を売っているときに「枝咲きタイプ」と分類されて販売されているものもあります!
ばっちり「枝咲きです」と明記されているときは、大きな花のおまけに2~3輪目がちょこっとつく、のではなく
最初からたくさん枝分かれをして中くらい~小さな花がたくさん咲くものだと思うと良いでしょう。 

 

  

★おすすめその2! 原種系

クルシアナ・レディジェーン

原種系というのは、野に生える野生のチューリップのままの姿に近いもの、その交配種を総括して呼んでいます。
基本的に「とっても小さなチューリップ」のことだと思えばOKでしょう。
原種系の大きな特徴は「自然にタネや球根で増えること」。つまり植えっぱなしで毎年可愛い花を咲かせてくれるのです。「植えっぱなし」なんて素敵な響き! さらに自然に増えます!言うことなしです!

背の高さは品種によって差があり、上の写真のように「細くて上に伸びるタイプ」は20cmくらいあります。
「ずんぐりむっくり下に葉を広げ、花も低い位置に太めに咲くタイプ」は10cmくらいです。
いずれも「野原の小花」のイメージと思ってください。いわゆる「チューリップ」とはかなり違います。

原種系は花びらの先がとんがった「剣咲き」であることが多いです。
原種系のチューリップを見ていると、「花びらのまあるいチューリップって、あとから作られたんだなあ~」って実感します。

ブライトジェム ゴールドチャーム

背の低いタイプは、チューリップというより「クロッカス」に見えるかもしれません。

クリティカ・チャニア

原種系は特に、パッと花が開きます。
本当に同じ花なのか??と疑うほど、昼間と夜(や天気の悪い日)とで姿が違います。

左:天気の悪い日、寒い日、夜間は花が閉じます     右:晴れて暖かい日は花ががばっと開きます (クルシアナ・アニカ)



逆に、切り花用の品種などは明るく、暖かくしても花が開きにくいものがあります。
これは「チューリップが開いた姿が不人気」のため。みなさん、チューリップって花を閉じたスリムな姿を想像するでしょう?ガバって開いたユリのような姿は「チューリップじゃない」って言われちゃうんです。
花そのままの姿を否定されるようで悲しくもありますが、花が閉じた姿が重宝されやすい切り花に使う品種には花が開きにくいものも多く作られています。

 

 

ユリ咲き・剣咲き

花びらの先がとんがって反り返るタイプのチューリップをユリ咲きと言います。
チューリップは光が当たり暖かくなると花が開きます。
花が咲いたときの姿が「ユリのように見える」ためです。

花びらの反り返り具合や花びらの縦の長さは品種によって差がありますが、「ユリ咲き」というと花びらが縦に長めのことが多いです。

ふつうのチューリップのように花びらの長さは短くて先だけがとがったものは「剣咲き」と呼ばれます。

写真の品種は「サッポロ」。あまり反り返りませんがユリ咲きの中に入りますね。
ほか、オレンジ色で花が小さめの「バレリーナ」、鮮やかなピンク色で大輪の「ジャクリーン」、白にピンクをハケで塗ったような大輪の「マリリン」、真っ赤な「アラジン」など。

 

パロット咲き

チューリップの花びらがフリフリに波打って、かつ外側に開くタイプです。写真を見たほうが分かりやすいかも。
大輪のものが多めかな~普通サイズのもあります。
ふりふり具合、反り返り具合も花によります。



 

フリンジ咲き

花びらの「ふち」がギザギザに切れ込むチューリップです。八重咲の場合はいちばん外側の花びらだけがギザギザなものもあります。

大輪系(ダーウィンハイブリッド)

一見写真を見るだけでは普通のチューリップですが、全体的にとても「大きい」チューリップです。
球根には細かい字で「遅咲き」「高さ60~70cm」のように書いてあり、大型タイプなことに気づきにくいです。「ダーウィンハイブリッド系」と書いてあったら大型な可能性が高いです。
ユリ咲きの「ジャクリーン」や「マリリン」もとても大型です。
だいたい、花苗や普通サイズのチューリップと比較してこんな感じになり、支柱がいる??と思うくらい伸びるものも。
花の形はふつうの一重咲きかユリ咲きが多いです。

  

種類は少ないですが「おちょぼ口」タイプがあります

ちょっと↑の写真だとイマイチなんですが、(この写真はユリ咲きっぽい感じが強いので)
花の上のほうでいったんすぼまって、先がちょっとだけ開く「おちょぼ口」のような形のチューリップもあります。
もしみつけたら珍しいです。

 

 

 

チューリップ選び・花の形以外の特徴・種類

先ほども少し紹介しましたが、「花の形」のほかにもいろいろな特徴があります。お好みで選んでくださいね。

枝咲き

1つの球根・1本の茎から、小さめの花が数輪咲くタイプです。
だいたい、球根に「枝咲きチューリップ」と明記されています。

 

斑入り(葉が斑入り)

葉っぱに斑の入った種類があります。花の形は普通の一重・ユリ咲き・八重咲などいろいろあります。
花が咲く前の時期も葉の色が楽しめます^^

 

シックな色(黒・茶色・グリーンなど)

チューリップには品種開発で「ない色はない」くらいさまざまな色の花のものが生まれています。
一般的に、花には「真っ青」の色素を持つものはとても少なく、この「青」の遺伝子を組み込んでもあまりうまく発色せず「紫色」どまりになります。なのでチューリップも「真っ青」はありませんがそれ以外ならほぼ何でもあります。

茶色のチューリップの例

↑上のチューリップの深いほうの色(えんじ色)のチューリップもあります。 

いわゆる「黒チューリップ」の例(実際には濃い、深い紫色です)

グリーン系も人気です。

少しくすんだ色味のチューリップも出ています。
いろいろあるので、特に園芸専門店に行くと品種が本当に多くて目が回るくらいです。選べない~!ってなります。

  

基本的には球根が大きいほうが花が咲きやすい

基本的には、同じ品種の球根ならば大きな球根のほうが良く育っているので大きな花が咲きやすいです。

でもね、チューリップの球根って、種類によってサイズがかなり違うんです。
球根が大きな種類もあるし、小さい種類もあります。
なので、単純に大きな球根を選ぼう! というわけでもありません。

いま販売されている球根は、保存状態さえ悪くなければ、ホームセンターで売っている球根もちゃんと咲きます。
中には、パック販売の球根の中に傷んでいるものが入っていることがありますが基本的にはどれも大丈夫です。
そんなに心配しなくて平気ですよ。

マニアックになっていくと、球根の病気(ウィルス病など)が気になるかもしれませんがそれはもう、ずーーーっと後の話、何年もあとで気になるようになるかもね、くらいです。
フツーの家でフツーに「チューリップ植えたい」ときにはなんにも気にしなくて大丈夫です。

チューリップの写真、品種で見て、気に入ったもの、植えたいものを好きに選んでくださいね。

 

 

 

とにかくチューリップの球根は10月に買うべし

いろんな話をしましたが、とにかく、チューリップの球根は10月に買いましょう!
植え付け時期が12月まで(年内いっぱいくらいまで)なので、年内は売り切れるまで置いてあることが多いですが、どんどん減るので種類は選べなくなっていきます。

種類を選びたいなら10月に買うのがおすすめです!
園芸店のほうが種類もたくさんあり、質も安心できますが
ホームセンターでも売っていますからホームセンターでも大丈夫ですよ。ちゃんと咲きます。

 

 

 

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