送別シーズン! 上手な花束のオーダー方法

「送別シーズン」の 賢い花の頼み方 その2。
この記事では、お世話になった先生に、異動する同僚に、姪の就職祝いに、など
3,000円以上~ のお祝いの花を贈りたい場合
についてお話します。

   →低予算で数が必要な花束の注文方法はこちらです

  

送別に「絶対贈ってはいけないNGな花」は? 向いたフラワーギフトは?

送別シーズンのお花は、用途的には「お祝い」にあたります。

気をつけるべき事項の多い「お悔やみ」「お見舞」に対し
「お祝い」ごとには 基本的にタブーなものは ありません。

開店・新築祝いには言い伝えのある品もありますが
「これを贈ったら絶対ダメ!」なものは 「ありません」ので安心してください。

とはいえ…
●門出の日のお祝いの気持ち や
●先生や先輩への感謝の意を表すためのお花
  ですから

受け取った相手の人が 心から
「嬉しい、ありがとう!!」
って思ってくれるものが良いですよね?

花をもらったから「ありがとう」と言わなくちゃならないけど
内心では「えーっ、こんな花、もらっても困る(汗)」
なんて想いをさせたいワケではありませんよね。

参考:喜ばれる花の贈り物ってどんなフラワーギフト?
友達の発表会に花を持って行きたいさとみさんの場合 漫画で比較してみました
 (わたしの古いサイトです。古すぎて色々見づらいですが記事はガンバって書いてます)

blumeleben.com/gift/a1.htm

 

送別は
●「花を手渡すシーン」が記念写真に残り
●花を受け取った後も送別会などで出歩くことが多い!
 ので

花贈りのスタイルとして中サイズまでの「花束」が向いています

花束が一番 、手渡すシーンが絵になり、かつ ”軽い”からです。

 

 

花屋さんに何を伝えたら 喜んでもらえる花束になる?

先生に贈る花や 職場で異動する方に贈る花は
300円×クラス人数 などのように「全員に」渡す花と違って
渡す相手が特定された【その人個人】への花になります。

贈る相手が「全員」と「個人」の場合の違いは
【受け取る相手の 個人的な好み】
【受け取る相手の 個人的な事情】を 考えたほうが良い
 ということ。

低額で数が必要な花の時に 花屋さんに伝える事柄は、この5つでした。

  

低予算で数が必要な時の花束の頼み方

<タイムリミット>
・遅くとも、必要な日の1週間前までに


<花屋さんに伝える内容>
・1:受け取りたい日時と 実際に使う日時
・2:1束の予算 × 必要数
・3:渡すシチュエーション
  (サークルの卒業生に渡して集合写真を撮る、園児が先生に渡す、などそのまま伝える)
・4:花を受け取る人の年代と性別
・5:希望の色系統があれば「●色を入れて」くらいに緩く伝える
 ★花の色、花の種類の指定は「しない」

【特定の個人宛】の花を贈りたいときは、この5項目に加え
「受け取る人の好みになるように」
「受け取る人のその日の事情に合うように」さらに、花屋さんに伝える項目を追加
します。

特定の個人宛の花束は、さらに情報を追加して

●6・相手が好きな服や小物の色やイメージ
●7・相手の性格や印象
●8・この花贈りで一番重視したいこと
(・シーン映え ・たくさんの花の中で目立つ ・ボリュームを重視 ・ボリュームよりも質を重視 など)

●3・渡すシチュエーション も、より詳しく伝えましょう。
  卒園式の終わったあとの最後の帰りの会で父母代表が先生に渡す、などありののまま伝えましょう。
 *この時の重要情報!「先生はバイク通勤」「卒園式の間どこかで隠しておかなくてはならない」等
  一見「どうでもいいんじゃ? 花屋さんに言う必要はないんじゃ?」な情報「こそが重要」です、ぜんぶお話して。


 

「相手の好みに合わせて贈る」と思うと困ってしまいがちなのが
「その人の好み」。
「そこまで交流がある訳じゃないし、??? ぜんぜん分からない!!」ってなっちゃいません?

でもね、「その人の好み」を詳しく知らなくても
これなら 観察すれば分かる! っていうのが ●6 と●7なの。
  ↓↓
●6・相手が好きな服や小物の色やイメージ
●7・相手の性格や印象

「いつも着ている服」「いつも持っている小物」から、その人の好きそうな色やイメージって、だいたい掴めます。
その人がいつも着ている服や持っている持ち物の「色」「デザインの傾向」を伝えると良いです。

もちろんこの場合
「その人が本当にそれが好きで、好んで着ている・持っている のか
 それが無難と思うから着ている・持っている のか」
そこまでは 推し量ることはできませんが;
その人がいつも身に纏っている服や持ち物の傾向には合わせることができます。

●7:相手の性格や印象 も、あなたに見せている以外の部分までは推し量れません。

けれど、「あなたが見ている部分」に関しては
「その人にピッタリなもの」を考えてあげることができる し
花を受け取った相手も「あなたがその部分を見ていてくれた」
その気持ちは、じゅうぶんに受け取ることができます。

=「嬉しい!」 につながります。

投げやりに「花がありさえすれば何でもいいだろう」とオーダーしたものか
「自分のために」「自分を思って」オーダーしてくれたものかって
【伝わる】んです。【わかる】んです。

「正確にその人を理解できたか」までは 気にしすぎなくて良いです。
「あなたが見た、その人」そのままで良いので、それを 花屋さんに伝えることが大切です。

このとき、じつは…
「花屋さん選び」がとても重要になってきます。

     

 

 

どんな花屋さんに花束をオーダーすればいい? 花屋さんを選ぶコツ

これらのポイントを伝えれば
「贈り相手にピッタリのフラワーギフトを”作ることができる”花屋さん」を選ぶめやすはこちら。

いい花屋さんを「外観で選ぶ」コツ 絵に描いてみました!(こちらもワタシの古いサイトです)

http://blumeleben.com/gift/c3.htm

 

オーダーしたお花が、あなたにも、花を受け取る相手にも「満足な仕上がりになるか」って・・・・

ぶっちゃけ【花屋さんのセンス】ですよね??

ということはですね。
【その花屋さんのセンスを見てから頼む】のがいいです。

その花屋さんのセンスを
注文前に見ることができるの??って心配かもしれませんが

これ、分かります。

ズバリ、
【店頭に そのまま持ち帰れる花束やアレンジメントが並んでいるお店でチェック!】
してください。
並んでいますから花屋さんも見せる気で作っていますし何も後ろめたくないです。

花を頼む当日になって「これは!」っていう花屋さんを探すのは大変なので、
できれば「今度花を頼もうかな~」っていう機会が近日中にありそうなら
あらかじめ、家の近くや 職場の近くの数件の花屋さんを事前に覗いておくと良いです!

  

これ、もっと奥深い話をしますと…


まず、花屋さんによって、そもそも
【店頭に持ち帰れる花束やアレンジメントが並んでいるかどうか】からして違います。

「ギフトが並んでないお店」もあります。
花を売るお店にもいろいろなタイプがあり、そもそもギフトは専門外な場合もあるんです。

自宅用を目的としたお店の場合など
お手頃なお値段で市場で出荷されたまま、卸売りのように販売しているお店もあります。
新鮮な花をタップリ買いたいときにとてもありがたいお店ですが
こういう花屋さんの場合は、基本的に「オーダーメイドの花束」は専門外です。
やれば作れないことはないかもしれませんが、慣れていません。

これはお店の質の良し悪しの話ではなく、「購入目的による向き不向きの違い」です。
オーダーギフトを頼む、という用途には向いていない という意味です。

 

【個人宛の花束をオーダー】に向いているお店は、
オーダーメイドのフラワーギフトの製作に慣れていて、
花や資材、スタッフにおいても、万全の準備が整っているお店
です。
=もともとオーダーギフトを受注するように支度を整えているお店を選ぶんです。

いい花束を作ってくれるかどうかは「お店のセンス」とひとくちに言いがちですが、
相手の好みに合いそうな色・デザインはもとより
「花を贈る相手の置かれた状況」に添う花束を作るためには
花ごとの水持ち・長持ち度・持ち運んだ際に強いかどうか、といった
植物ごとの特性の知識も必要
です。

さらに、どの植物をどんなスタイルにアレンジすれば 相手の状況に向くか、も選択し
どんな梱包をすれば相手の方が自宅に持ち帰るまで花が無事に運べるか、も考えなくてはなりません。

そうした知識を持ち、なおかつ、あなたと相手のために
その知識を使って、喜んでもらえる花束を作ろうと思う気持ちを持っている人
作ってくれることが理想です。

そういう、【知識もあり、あなたやお相手のことを想う気持ちもあるスタッフ】のいるお店を
「外観で見つける」方法がこちら
なんです。

3月は「売り切れてて」売り場がスカスカかもしれないけど
花束や アレンジメントを並るスペースが「ある」お店を選びましょう。

  *「この外観のお店であれば、オーダー花束に対応できる可能性が高い」という逆引き法です。
    この外観でない場合には対応できない、という訳ではありません。
    あくまでも、「対応できる可能性の高いお店を見つけるための手段」です。

     

たとえば・・・

1000円、2000円、3000円 の花束
2000円、3500円、5000円 のアレンジメントが
デザイン違いで店頭に すでに並んでいたら・・・

「この金額で、これくらいになるんだな」
「こっちの雰囲気で作ってもらおうかな」って、オーダーしやすいですよね。

なおかつ、仕上がったお花を見て、
「小さい・・・」「しょぼい・・・」とか
「センスにガッカリ・・・」と、ガッカリすることも ほぼ ありませんよね!

こういうお店なら 細かい相談にも 快く 乗ってもらえるでしょう。
ぜひ、細かいこともすべて! 
花屋さんに「1週間以上前までに相談」してくださいね。

  *この記事だけでは分かりづらかったら 拙著『花贈りの便利帖』をどうぞ。
  一冊まるまる使って、「花を贈る際の基礎知識」をみっちり書いています!

  

心に残る 卒業・卒園・送別に なりますように。

  


 

 

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