わが家では「庭に植えたお花」・・・
とくにパンジーやビオラのように
どんどん、い~っぱい花が咲く植物は
【お花 摘み放題】にしています^^
花は「触っちゃダメ」なもの? 本当にそうかな?
摘み放題! なんてしたら
全部なくなっちゃわないかって?
え?花がかわいそう?
うんうん、そう考える方 多いですよね。
花屋の店頭に立っていた時も よく聞きました。
「花がかわいそう」と感じたら、ちょっと止まって 考えてみてね。
誰が 花のことをかわいそうだと考えているんでしょうか。
・「人間(ワタシ)が」 花がかわいそうだ と思ってる、感じてる
・「花が」私を摘まないで!触らないで! って思ってる、感じてる
「花が」じぶんをかわいそうだと 思ってるかどうかって、分かりませんよね。
(実際 かわいそうかどうかは このあと検証します)
うん、「花がかわいそう」と思う場合って
「自分(人間)が、花がかわいそうだと感じてる」んです。
主語、人間です。
どうして あなたは 摘んだら花がかわいそうだと考えるんでしょうか?
これ、ちょっと根深いと考えてるので この話はちょっと置いておいて。
子どもが、ほんとうに花がかわいそうなことになるまで
花をいじめるかどうか? というところを 見ていきますね。
未来にどうなっていてほしいか、自分の頭で考える
「庭のお花を摘んでいい?」という話になったとき
「お花さんが明日も
花を咲かせることができるようにしてあげようね」
って伝えると
娘は自分で
「じゃあ、1日3輪にする」と 決めました^^
花を
「きれいだな、かわいいな、大好きだな」
って思っていれば
子どもだって
「お花が明日、来年、なくなっていい」
とは考えないんですよね。
ちゃんと
「花がまた明日も、来年も咲くことができるように」
自分で考えて 摘む量を考えることができます。
これは、自分に子どもが生まれて
わたしもはじめて 学ばせてもらいました。
子どもは それまで私が思っていたよりも
ずっとずっと
自分の頭で ものごとをちゃんと考えて判断できるんですよね。
それを知ってから
「その行動に伴う結果予測状況」や
「未来にこうなるようになるといいね」だけ伝えて
具体的に「今日どうするか?」 は
子ども自身に 決めてもらうようにしています。
野放し じゃなくて、未来予測と対策は伝える
子どもは 視野が狭いです。
目の前のことしか 目に入らないのがふつうです。
なので、親が何も関与せず放置していれば
それはお花をむしり放題むしってしまうでしょう。
その結果、その広場にもうその花が咲かなくなった・・・
ということをその子が知るのは 早くて1年後です。
よほどその花のことを気に入っていなければ 忘れてしまうでしょう;
子どもはもっと短期間のことしか理解できないので
まず「明日」なくなってしまうよ、ということを伝えます。
明日もこのお花さんが咲いていてくれたら嬉しいな。
花を気に入ってくれて ほしいと思ったのなら
きっとそう思ってくれていますから
大人が伝えるのは
「明日も咲いていてくれるための方法」です。
「ひとつだけ摘もうね」
「先のほうだけもらおうね」
できれば、理由もセットで。
「根っこがないとお花さんは明日咲けないから
根っこは触らずに、花のところだけもらうんだよ」
「花を全部取ってしまうと、お花さんは子どもが残せなくなって
ムっちゃんが大きくなるころにはお花がなくなっちゃうから
いっぱい咲いてるけど、ひとつだけもらおうね」
↑↑
「花が生きるしくみ」が回るように伝えます。
もしかしたら、今の時代は
おとながこの「花が生きるしくみ」が
分からないのかもしれないなあ、と感じるので
ここから大人が学ぶことができる【おうち花入門 オンライン動画講座】を作っています。
花と一緒に生きていくための暮らしかたを学ぶ動画講座です。
子どもとこういう「おさんぽ」に出るためにも
おとなが理解しておくと 子どもにこういうことが伝えられるので
もし「わからないからできない」という状況でしたら
【おうち花入門 オンライン動画講座】を活用してくださいね。
自分で 判断できるようになります
花を 人間がすこし摘んだからって、花は滅びません。
みんな花を活用してます。
虫も、鳥も、動物も、そして人間も。
だいじなことは
・とりすぎない、とりつくさないこと。
・「花が生きていられる周囲の環境」を守ること。
花が明日も来年も10年後も生きていられるようにすること。
最近になって ようやく社会で言われるようになってきた
・持続可能な社会 ・生物多様性 ・環境保護 というものにあたります。
娘は、ときどき
「今日は10輪採ってもいい??」って
多めに摘むこともありますが
1回摘んだら 1週間は楽しめるので
毎日摘むわけではないのです。
花の種類によりますが 1日20輪30輪咲く花は
そのうち10輪1回採ったからって 何の影響もありません。
だから 多めに摘む日があっても オッケー^^
慣れて覚えてくれば、
「この花は多めに摘んでもOK」
「これは1つだけ」
「これは見るだけ、摘んじゃダメ」、と子どもが自分で摘み分けます。
子どもは自分でできるようになります。大丈夫です。
親・おとなにできるのは その子が自分で判断できるための知識を手渡すことです。
おとなに知識がなければ 一緒に学んだり、本や教材を手渡すことです。
小さな子どもが花を摘む、至福の時間。
こんなふうに 「髪に挿して!」という日も。
自分で花を摘んで数時間限定の髪飾りに^^
喜んでおさんぽに出かけます♪
道行く人に
「あら、ホンモノのお花を飾っているの!?
すてきねえ~!」
と褒められて ウッキウキです^-^*
摘んだ花は、湯呑みに水を入れて
娘が自分で花を入れます。
「今日も3輪摘むの♪
今日は これがきれい♪」
今日は水をたっぷり入れておきました^^
同じ器だけど、また違う表情に。
娘が作った折り紙の「インコ」と
テーブルの上に並びます^^
さりげない花
子どもが摘んだ花
最初の苗代以外 なーんにもお金かかってない
家の湯呑みに活けた花
でもね、この
「娘が摘んだ3輪」が
テーブルの上にあるだけで
なんだか 「ちがう」 んです^-^*
それはね
ぜひ やってみて 感じてみて^^
「庭のパンジー」である必要はまったく ナシ!
「おさんぽで摘んできた 名前も知らない花」だっていい。
「花は触っちゃダメなもの」という書き込みはいらない
「お花を触っちゃダメ!」
「お花を摘んじゃダメ!」
とは わたしは 子どもたちの中に 書き込みたくないんです。
そりゃ「人のモノ」はとっちゃダメですが
(よそのお宅の花・公園の花はNG)
「人のものをとってはいけないこと」と 花のことは まったく別のこと。
「花は、いつでも好きなだけ
好きなように楽しんでいい」にしたい。
花屋時代、お店に来てくれる親子のセリフで
一番悲しかったのが
「お花を触っちゃダメ!」 だったから。
いまもやっぱり一番悲しいのが
道ばたの花に手を伸ばす子どもに
「お花を触っちゃダメ!」ってお母さんが伝える
そのセリフだから。
「花は触っちゃダメなもの」って
子どもの頃にママが言ったから
お花に触ったことがない
そんなふうに大人になってしまったら
わたしは なんだか 寂しいから。
もしかして、あなたが「花がかわいそう」って感じるのは
あなたが子どもの頃、おとなに
「花を触っちゃダメ」「花がかわいそう」って言われたから
だったりしたら この教育はもう、いらないな って思うんです。
「お花は、いつでも好きなときに
摘んで、飾ったり あそんだり 身につけて良い」
そういう「感覚」を
子どもたちに 伝えたいから。
だから我が家では、花はいつでも好きに触っていいんです。
(幸いなことに、幼稚園でも 小学校でも いつでも触ってOK!です、ありがたいです)
休日のこういう景色が
わたしは大好きです^^
「苗を買うにはどのお店に行ったらいいの?」
「どれを買ったらいいの?」
「どうやって家まで持って帰るの?」
「お世話ってどうしたらいいの??」
って思っちゃうときは・・・