講師 本多るみ プロフィール
昭和のおわりも近い1974年、「庭=花+畑+果樹」の家に生まれ、
物心ついたときには恐竜図鑑を抱え、恐竜の絵を描いていた。
身の周りの生き物を、生態系ごと移植して育て観察日記を描くあそびが大好き。
そのまま「生き物大好き!」で東京農業大学へ。
動物園・水族館・植物園職員になりたくて博物館学芸員資格を取るが
学芸員にも研究員にもなれず「生きものつながり」で生花店にアルバイト入社。
→店長(正社員)として市場セリから店舗活け込み・大手協会スクール運営・ブライダルまで行う。
仕事をする中で、「家庭向けの花への入り口情報」が手に入らないことに気づき
出産退職を機に自身の生活のシェアとともに「花と家庭と科学」の情報発信を始める。
「家庭で花に触れること」「日本の文化」「食育」「子どもの知る意欲」の関連を発信し
新聞各社・TV・ラジオ出演・幼児教育雑誌・幼稚園・都道府県・大学・一般企業で講演やワークを行う。
著書2冊・監修書籍1冊 雑誌連載等メディア出演多数。
本多るみのおうち花の講座は
すべて「ご家族で見ていただくことができます」。
それは、花のある暮らしをおくる「花のあるおうち」を
次の世代、そのまた次の世代に 引き継いでいってほしい。
遺していってほしいからです。
わたしは「元・花屋店長」ですが、おそらく、あなたが想像する「花屋さんの店長」とは
ちょっと、かなり、違うと思います。
なにしろ、わたしは、花屋で働き始めるまで、花を買ったことがありませんでした。
もちろん、フラワーアレンジも 作ったことなんてありませんでした。
わたしにとって「花」とは いつも目の前にあって
「チョンと切ってきて、器にポンと入れるだけ」のものだったからです。
フラワーアレンジメントをしているわけではない。
でも、確かにわたしの育った家は「花のある暮らし」をしている「花のある家」でした。
わたしが幼いころの写真はありませんが…
いまも、子どもたちを連れて実家に行くとこのような風景が待っています。
庭の花を摘んで飾り、庭の植物を摘んで食べる。
わたしにとって、それが「あたりまえの日々の暮らし」でした。
わたし自身が親になって、わたしは「子どもたちにもこの暮らしを与えたい」と思いました。
庭の植物を 見て愛でて、摘んで飾って、採って食べたり使ったりする生活です。
それはそのまま、現代よく言われる「食育」「生きる力」「情操教育」「環境教育」「幼児教育」でもありますが
わたしにとって この「花のある暮らし」は、知識を詰め込むという意識ではなく
なによりも「家族で、季節の恵みを感じ、味わって暮らす想い出」をあげたい。
日本は四季がある国で、暦とともに、植物を愛でて味わうことが行事に組み込まれています。
毎日を、陽の光を感じて、大地の暖かさを感じて
鳥の羽ばたき・虫の声・風のおとを聴いて
咲いて散ってゆく花々を見て、花のあとにできる実を味わって
ゆったりと生きていく そんな暮らしを子どもたちにも遺したいと思いました。
子どもが大きくなるにつれ、一般的には「花と暮らすことを知らない」ひとのほうが多いことを知り…
子どものお友達、お友達のお父さんお母さんにも伝えてあげたい。
日本中の子どもたちが、おとなたちが、 皆々が ゆったり優しく過ごせますように…
と、想いがひろがっていき、【おうち花の オンライン動画講座】を作ろう!!と決意しました。
「るみさん家の子になりたい!」
「るみさんみたいに パパっと目の前の花で飾れるようになりたい!」
よくお声掛け頂いたそのセリフを
実際に「あなたの現実」にできるためには 何を、どうお伝えしたらいいのか?
2011年~ 受講生さんたちと「おためし」を繰り返し、試行錯誤してできた オンライン動画講座です。
どこにいても、海外にいても、見ることができます。
実際、海外にお住まいの方が
「海外に住んでいますが、日本の暦や文化を子どもに伝えたくて…」
と受講してくださることもあります。
「おうち花」「花のある暮らし」は、芸術技術ではなくて
「生活」であり、「日本の文化」そのものです。
わたしが伝えたい、後世に遺していきたいのは
「花と暮らす日本人の心」なのだと思います。
2000年以上の昔から、花を愛で、花を歌に詠み
花と暮らす行事を楽しんできた 日本の文化と
愛でることのできる花たちが
花たちが生きることのできる大地の自然が
子どもたち・孫たちの時代に 後世に遺りますように。
それがわたしの願いです。
だから、「ご家族で」ぜひ見てください。
「ご家族で」花のある暮らしを楽しんでください。
あなたのお子さん・お孫さん・その先の先の世代まで
花と暮らす心が受け継がれていきますように。
講師実績
著書・監修書籍
●こんなときはどんな花を贈ればいい?
『花贈りの便利帖』 誠文堂新光社
花贈りのマナー・花屋さんへの頼み方・用途別に向いたフラワーギフト などをまとめました
●『花屋さんになろう!』 青弓社
起業ではなく。現実的に「花屋さんで働くスタッフ」になることを目指す、お仕事マニュアル本
「花屋さんになりたい!」と思う人は必ず読んでください。必読です。イラストも自筆
●『花事典~春夏編~』 廣済堂出版
河合ひとみ先生の色鉛筆画のすてきな本です。絵で幸せになれます。わたしは花の豆知識部分を担当
掲載書籍・雑誌等
●『理系なお姉さんは苦手ですか?』
「世界一受けたい授業」にも出演された 内田麻里香さんの本の「10人のリケジョ」の1人に選んでいただきました。
この本の取材で「東大」に足を踏み入れることができました、とても素敵な取材をして頂き今も感謝しきりです。
●『副業大作戦』ムック本 でも そのうちのひとりとして掲載いただきました
●an.anマナー特集 に花贈りのマナーを掲載いただきました。
●AERAの『リケジョの肖像』 特集でも選んでいただきました。感謝です。
●女性自身さんでは「風の時代」を先行く人として選んでいただきました。ありがとうございます。
●フェリシモさんの「趣味で起業通信講座」に取材掲載いただきました。みなさん楽しくお仕事できますように。
出演・講演・ワーク
●読売新聞社 よみうり科学フォーラム パネリスト出演
●フジテレビ「ノンストップ!」 母の日の花贈りをアドバイス
●CBCラジオ 花贈りアドバイス/花を長持ちさせるコツ
●山梨大学 新時代の女性の働き方
●法政大学 社会人の知っておきたい花贈りマナー
●企業誘致 マナー講座・女性の働き方講座・親子アレンジ講座
●神奈川県 綾瀬市幼稚園 家庭教育講座 子どもとおさんぽして作る秋のブーケ
●神奈川県 厚木市幼稚園 家庭教育講座 子どもとおさんぽして作る簡単リース
●埼玉県 夏休み親子おもしろ科学教室 お花と科学の関係
●生活クラブ コスモスを摘んで飾ろう
ほか 花贈りマナー講座、親子おさんぽ講座など
コラム執筆・記事連載など
・読売新聞 生活面 お彼岸の花
・朝日新聞 生活面 花を長持ちさせるコツ
・価格.com母の日特集(2回)
・フレーベル館・幼稚園誌「キンダーブック」の保護者向け付属誌「あ・の・ね」にて親子フラワーアレンジを連載
・メルマガスタンド「まぐまぐ!」の公式メルマガ「カフェまぐ」で簡単3分フラワーアレンジを連載
・小学3年生理科の教科書 にて 花の専門家としてコメント
・親子情報サイト「いこーよ」 親子おさんぽフラワーアレンジ
・「ヘルシスト」 おうちで簡単フラワーアレンジ 取材記事
・「ママソレ!」 花と育児コラム取材記事
もっと細かいプロフィール
・1974年3月 神奈川県茅ケ崎市生まれ
・茅ヶ崎小学校 卒
・茅ヶ崎第一中学校 卒 サザンオールスターズの桑田さんの後輩です
・神奈川県立 茅ヶ崎北陵高等学校卒 宇宙飛行士野口さんの後輩です
大人気の絵本作家 ヨシタケシンスケさんと同期なことがひっそり嬉しいです。卒アルは宝物。
・東京農業大学 農学部(旧)農芸化学科 土壌学研究室 卒
もう箱根駅伝で大根配ってくれないのが寂しいです
本名:岩佐千春(旧姓:伊藤千春)
今となっては本名でも全く構わないのですが、発信を始めた当時は花屋の社員だったため
「こんな花屋では買わないほうが良い」といったことを本名で書くわけにいかずペンネームを作りました
ときどき同郷の方からメッセージ頂くとめっちゃ嬉しいです
わたしはめちゃくちゃ存在感のないジミーな子でしたが^^;
ものごころついた3歳の頃には恐竜図鑑を抱え
小学校時代は生き物を「生態系ごと移植」して飼うあそびにハマっていました。
小さい頃から、生きものの周囲の環境やほかの生き物との関係ごと大好きだったんだなあ、
今も生態系ごと大好きです。だから農学を学びに行きたかった。
で、農学で通学圏でいちばん評判良かったのが東京農大だったので、推薦で行きました。
お絵描き&音楽大好き。
・小学校 音楽部・リコーダー部
・中学校 調理部(お菓子作り部)・アニメクラブ
・高校 吹奏楽部(フルート)
・大学 管弦楽部(フルート) 楽器は押し入れで眠っています
いまもウェブサイトやブログ、教材、著書のイラストを自筆で描いています
うお座のB型
動物占い コアラ
右脳左脳バランス型
朝から晩まで。9時から22時まで実験があったんです大学。+往復4時間かけてよく通ったな~;
さらに管弦楽部で楽器吹いてたんですから 体力ありましたねえ若いころは。
大学4年生になるときに 就職氷河期に。
理系研究職はあからさまに求人がなくなりました。
私の専攻は肥料とか土壌だったのでもう、女子がそもそも求人なし。
食品や化粧品の研究職は募集がありましたが、やりたいと思ってなかったのがバレバレだったのかぜーんぶダメでした;
そもそも、動物園や博物館、水族館、植物園で働きたい!と思って博物館学芸員の資格を取った私。
そういった施設の職員応募なんて「辞める人が出たときだけ」ということにも気づかないくらい抜けてました。
そういう生き物関係で何かないか…と思って花屋を思いついた私。
「働かせてください!」とお花屋さんに猪突猛進。20店舗目くらいで「うちの支店で募集してるよ」と教えてもらい
働くことになったのが古都・鎌倉駅前のお店でした。
鎌倉駅降りて左手すぐの、いまは無き花屋さんに6年~7年くらいいました。
小町通りではなく、若宮大路でもなく、若宮大路に出る前の
入り口に2Fへの階段のあるビルの1Fです。
憶えのある方がいらしたら嬉しいな。
観光地で結婚式場やレストランも多かったこと
著名な建物の所有地の方もいらしてくださって
たいへんたいへん、勉強になりました。
わたしの花屋の根本はこのお店で学ばせていただきました。
大手協会(NFD)のフラワースクールの運営もしていたので
協会の講師の先生からもいろいろ伺うことができ
ほんとうに勉強になりました。
To先生、助手のTaさん、先生の先生であられるKa先生、ありがとうございました。
To先生に「いとうさん(旧姓)はいつか何かやりそうね」と仰っていただいてから
私の中の何かのスイッチが入ったかもしれません。
To先生のお宅に伺ったのも懐かしい想い出です。お元気かなあ。
その後、子どもの国駅の目の前の花屋さん
→青葉台駅前のビル1Fの花屋さんへと移りました
タイプの違う3軒のお店を経験し
これもまた非常に勉強になりました。
重労働過ぎて身体を壊し休んだ時期もありましたが
産休がないため退職せざるを得なかったときまで
花屋の仕事はほんとうにやりがいがあって大好きでした。
お花屋さんのお店の仕事を11年切り盛りし
前年70%推移で売り上げが落ちていくお店に赴任し前年140%に売上UPさせたり
新人さんの採用面接・指導もずっとやってきた経験をまとめた
【お花屋さんのお仕事】教材も作っています。
そちらのウェブサイトも再構築中です。できてきたらリンクを貼りますね。
こうした「一般家庭に向けて 花って簡単だよ!」って伝える活動をはじめたきっかけは
花屋の店頭に立っていた11年間の日々です。
まいにち毎日、同じ質問を受け続けていました。
「どうして、こういう根本的な質問が絶えないんだろう?」
そう思って花の本やTVをリサーチしたところ(当時はインターネットはまだ一般的じゃなかった)
「中級者以上(セミプロ級)~」向けの情報しかなかったんです。
↑この傾向は 今(2024年)も変わっていませんが・・・
ほんとうに「花と暮らしたい」と思ったときの 最初の一歩には
サッパリ向かないというか 宇宙語でしかない…
たとえ花を道具として使って同様のことができたとして
「花と暮らせる」ようにはならない(道具だから…)
そういう状況をなんとかしたい、と思いつつも花屋の仕事をしている中では
何もできませんでした;; 目の前のお客さんだけ。
そして出産退職するときに思ったんです。
「お客さんにも伝えられなくなる。これからどうやって伝えよう。
これから出産だし、外にも出られない。どうすれば??
そうだ! インターネットだ!!」
と思い立って そこからウェブサイトを作るHTML言語というものの
本を買ったりインターネットで調べたりして
当時はブログサービスも立ち上がったばかりの黎明期
ウェブサイトを作るサービスなんてないのでHTML言語手書きでせこせこ作ったのが
【花*生活 Blumeleben】です。
なんと「表(テーブル)」で形を作ってます。(当時はそれが一般的だった)
このサイトを作り変えるのはもう複雑すぎて至難の業なので別途新しくこうして作ってます。
時代はものすごいスピードでめまぐるしく移り変わりました。
わたしが家庭用デジカメで動画を撮り始めた2011年 YouTubeも黎明期でした~
いまやお花の動画もたーくさん!あります!!
ありがたい!見て楽しい動画もいっぱいありますが…
こんどは 情報が多すぎて情報迷子になっちゃいますね。
それに「中級者以上なら楽しい」ということは変わってない・・・
なので、わたし、育児で超多忙&家庭の事情色々&進行性の難病にもなり
もうやることないかなー とも思ったりもしましたが
やっぱり駄目なんです。 溢れてしまう。
伝えたいことがありすぎる。
巷にないこと。 なんだかあまり言ってくれる人がいないことを伝えたい。
花はデザインアイテムじゃなくて生きもの。だけど
すんごい栽培技術を駆使するのも素晴らしいけどそうじゃなくてもいい
自分で勝手にその辺で育ってる「あれ」あの生命力のカタマリを愛したい。
そして日本の四季折々、季節とともに花との暮らしが存在していた「日本らしさ」を遺したい。
だから いつ病状が悪化して 発信できなくなるかわかりませんが
これまでの発信内容をまとめ
わたしがいなくなっても 見ることができるようにまとめていきたいと思っています。
(即 命にかかわる病気ではありませんが 身体のあちこちが使えなくなる可能性があります)
伝えていきたい
後の世に遺していきたいのは
花で季節を感じ 花を愛で
食べたり、生活に使ったり、薬にしたりして活用し
「花と暮らす日本人の心」「花とともに生きる日本の文化」です。
あなたと あなたの大切な人が 花と共に暮らす毎日で
優しく ゆったり 毎日を過ごすことができますように。
本多るみ