「枝」の香りから「しおれたあと」まで


「枝の香りが好き」

小学校1年生の女の子の言葉に じーんとしました。

  

きれいに花開いているときだけが花じゃない

「お花を飾る」というと
きれいに咲き誇っている数日を飾るイメージが大きいようです。

あなたは どうですか?

わたしは「生きものの花と暮らす」ことをお伝えしています。

だから、こんなことを言ってもらえると
めっちゃくちゃ 嬉しい!≧▽≦* のです。

<抜粋>

Sさん:
わたしがお稽古から帰ったら、お稽古のお花を使ってさっそく娘がいけてました。
青い枝はあおもじです。
あおもじって、枝を折ると、折ったところからいい香りがするのです。
むすめに教えると、「いいかおり~」と
活けること以上にうれしそうで、、、
折ったあおもじも活けようとしてました(笑)

——-

「青文字(あおもじ)のかおりがスキ」とは
なんとお目が高いのでしょう!

花の香りじゃないんですよ。
枝の香り、樹木そのものの、香りです。

 

こういう自然物の「香り」って
最近の子どもたちには
なかなか感じとれない環境になってきてると思います。
 (身近に人工の強い香りが多すぎる)

いつもきれいな花や緑を見て
その香りをかいで
感性を磨く「毎日」を
子どもにプレゼントできる

それもまた、
【親が子どもにしてあげられること】だなあ
って しみじみ思います。

 

 

 

感性を磨く・呼び出す・思い出す お手本

2週間後、Sさんより 再びご報告が。

Sさん:
今もおうちに残っているお花(青文字、てまり草、松)
で遊んでみましたよ。

小さな器をかきあつめ、
わたしがその器に花を挿し、むすめが並べます。

むすめはいつものように、さささっと並べていきます。

むすめ先生曰く
「考えない方がよくて、星のように並べる」
のがコツだそうです(笑)


 

子どもの感性って ほんとにすごいなー! 

って
驚くことがいっぱいあります。

その 「直観」 イイ、 すごく素敵。

 

ホントは わたしたち大人も
きっと もともと その感性を持っていて

ぱぱっと、深く考えずに
花を飾ったり モノを作ったり
できるようになるっていうことは

じつはこの
「子どもの頃に持っていた才能」を
思い出していくことなのかもしれません。

  

花は生きているから、姿かたちが変わっていく

ふつうは お花を習っても
「2週間後に 変わった姿をどう楽しむか?」
ということは 習いません。

「活けたその瞬間」
確かにきれいだけれども

おうちに連れて帰ったら
「生きている」から
姿かたちは「変わる」んですよ。

わたしは
花屋の仕事をして
フラワースクールの運営もして

「そこ」がずっと
伝えられないことが 心残りでした。

だから いま
「買った、飾った そのあと」を
 
【おうち花マスター講座】して
お伝えできて ほんとに嬉しいです!

あの 青文字と てまり草が まだまだ元気いっぱいで
こんなふうに どんどんイメチェンして
ながーく楽しんでもらえてる!

それが、とっても嬉しい^^

「青文字って 実じゃなくて つぼみだったんだ!」 とか
「つぼみは ちゃんと咲くんだ!」 とか
「咲いたら こんな香りなんだ!」 とか
 
派手じゃないけど
お花が生きてることを
おうちに長く飾るからこそ 感じることができる
その世界を 伝えていきたいです^^

って、コメントしたら Sさんから
またまた素敵なお返事が。

Sさん:
そして、花がしおれるところを見せるのも
大切だと思っています。
しおれるのは、いのちがあるからですものね。

  
ほんとにそうですね!
 
「花が萎れたあと 実が膨らんでくる」
っていうのも 見せたいです^^

小さなタネから芽が出て
大きく育って つぼみをつけて
花を咲かせて 花の役目を終え
子孫を残して枯れていく
そしてまた タネから芽が出る
 
そういう「生きもの」の花と 仲良くなれたらいいな^^

ちなみに、このやりとりは
【おうち花マスター講座】受講生さんのグループ
『おうち花の会』の中でのこと^^

【おうち花マスター講座】の受講生さんが
こういう「おうちの花」や
「おさんぽで見た花」
「講座の課題」をシェアしあって
学びあい、ほっこりしあえる場所です^^

【おうち花入門 オンライン動画講座】だけの受講でも参加できますよ~

 


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