夏! は花が長持ちしないけれど
「これぞ夏!!」な花はやっぱり年1回は飾りたいんですよねえ。
グラジオラスもそんな「これぞ夏!」な花の1つ。
グラジオラスは「お供えの花」「縁起が悪い」?
「グラジオラスって 縁起の悪い花なんですか?」
という質問をいただいて「へっ?なんで??」と疑問を抱いたことがあります。
(私はまったく、全然!これっぽっちも思った事がなかったので)
どうやら、「朱赤のカーネーション」と同じ現象のようで
お墓用の仏花に「朱赤のグラジオラス」が良く入っている地域があるようです。
神奈川では、まあ、
そう言われてみればたまに 仏花に入っていますけど
「だから縁起が悪い花」というようなイメージはないですね。
その地域で
「グラジオラスは仏花!!」 というイメージが
「そりゃもう、ものすご~~~~く、強い!!」 という場合は
その地域での花贈りに使うのは、やめておいたほうが良いかと思いますが
一般的には
「グラジオラス=縁起悪い花」ということは、ないと思いますよ。
少なくとも、東京・神奈川ではないです。
贈り物にする場合、縁起の受け取り方は
「受け取る相手がどういう花と感じているか」なので確実なことは言えませんが;
東京近郊の花屋さんでは、普通に花束やアレンジメントに使う花です。
バラのように「絶対に仏事にはNG!」
のような決まりがある花ではないので
全体の色調やマナーを損ねなければ、問題はないと思います。
花贈りのマナーについて詳しいことは
著書『花贈りの便利帖』をご参照くださると嬉しいです^^
『花贈りの便利帖~こんなときにはどんな花を贈るといい?』
*なお、こうした「マナー」は「花を贈る場合に相手方がどう感じるか」という部分においての話なので
「自分用」や、「自宅用に飾る場合」は
あなたと家族が気にならなければ 何をどう飾っても自由ですよ!
グラジオラスは「古くさい」?
「縁起悪い花」に続いてよく聞くのが「グラジオラスなんて古くさい」です。
特に昭和世代の方。
むかしは特に仏花に良く入っていたからなのかもしれません。
これもカーネーションと一緒でむかしは朱赤色しかなかったからかもしれません。
ですが・・・
「今」のグラジオラスは、
とってもキレイなものが多いんですよー!!
「グラジオラス」は、アヤメの仲間の球根植物。
1mほどある長~い茎に、7~8月に、色鮮やかな花を咲かせます。
なので球根もたくさん売っています。(春植え)
地域によっては花壇によく使われます。
畑の中に、もりもり生えてることも。
昔は「朱赤!」なイメージだったかもしれませんが、
今は色数が増え
淡いピンク~濃いピンク、
サーモンピンクにアプリコット~濃いオレンジ
クリーム色~濃い黄色、
真っ白~グリーン、さらに!
ワインレッドや濃い紫もあります。
「古くからある花」ではありますが、モダンな雰囲気も出せる花です
グラジオラスの花が咲かない?
グラジオラスは、花屋さんでは主に「切り花」として売っています。
園芸店では「春植え球根」として球根を売っていますが、
ふつうの花屋さんには、球根はあまり置いていません。
本来は夏の花なので『6~8月が旬』ですが、
花屋さんの切り花としては今、1年中! 通年出回っています。
だいたい、1本 150~300円くらい。
このグラジオラス
「グラジオラスを買ったけど、花が咲かない!」
というお悩みがよく寄せられます。
そこで、あなたにこの解決方法を2つ伝授します。
1:グラジオラスを買う前にチェック! 花を選ぶ時のポイント!
1・【葉・茎・つぼみを包むガクが キレイな緑色で ハリがあるもの】
葉やガクが黄色~茶色だと、つぼみが咲かないことがあります。
2・【咲きそうな大きなつぼみのもの(まだ咲いていないほうが良い)】
グラジオラスは花びらが薄くてデリケートなので、
咲いてから触れると傷がついてしまいます。
まだ咲いていなくて、つぼみが大きくなっているものを買うのが◎
3・【花びらの色が見えているつぼみの数が多いもの】がお得!
小さすぎるつぼみは開かないので、色の見えているつぼみが多いものを買うとたくさん咲きます。
2:家に持ち帰ったら、まず花の先(てっぺん)を少し折る
グラジオラスは、まず最初に「先っちょを折ります」!!
これをやっているのといないのとでは、花持ちが断然違います!!
と、言われても、言葉だけでは
「へっ??? それって何??ヽ(゜▽、゜)ノ」 だと思いますので、ビデオをどうぞご覧ください。
(葉っぱまでカッコ良く飾るための「切り分け」も同時に撮影しています)
花をできるだけたくさん咲かせるために
「咲かない小さなつぼみ」を取り除いておくんです!
咲かないつぼみにエネルギーを注いでしまうと、
咲くはずのつぼみの栄養も足りなくなって、
どっちも咲かなくなってしまうから。
切り花はもう栄養を土から吸えないので、
花の持っているエネルギーを、「咲くつぼみ」だけに集中して注いでもらいましょう!
*販売店によっては、「既に先を折ってくれている」場合があります。
先っちょを見てみて、「ポキンと折った跡」があるときは もう折らなくて大丈夫ですよ!
1~2本のグラジオラスでも カッコ良く飾るコツ
それではいよいよ!
グラジオラスを飾っていきましょう~!
いまのビデオで 2本の白いグラジオラスのお手入れと「切り分け」をしました!
この「切り分け」が、カッコ良く飾るためのミソですので
まだ見ていなかったら ↑上の動画を見てきてくださいね!
グラジオラスって、そのままだと とても縦に長~~~い花で
葉っぱと、花との距離が開いています。ぱっと見バランス悪いです。(間抜けに見える)
しかもそのまま飾ろうとすると…
ふつうのおうちにある入れ物だと、ほぼ確実に
花が長すぎて、上部が重すぎて倒れます。
めっちゃ飾りにくいです。
この2点を解決するのが 先の動画の「切り分け」
葉の部分と 花の部分に分けておくことで、
「ただ入れ物に入れただけ」でこのくらいには落ち着きます。
↓これだけでも 見た目には さまになってるでしょ?↓
さらにここから カッコ良くするためには あるモノを追加します。動画でどうぞ!↓↓
スッキリ!
モダンで!
カッコいい~~! ですよね!^^
これでもう「グラジオラスは古くさい」だなんて 言わせませんよ!
グラジオラスをスッキリ!現代風に飾る「コツ」は・・・
◆1:縦長ラインを見せるために縦長の入れ物に入れる
(麦茶ボトル、カラフェなど)
◆2:そのままだと長すぎるので切り分ける。
葉っぱも飾れるように切るのがおすすめ
◆3:葉ものや大輪花と合わせるとキレイ
(小花は入れないほうが引き立ちます)
*麦茶のボトルに入れたときは、
布ワザで「麦茶ボトルなことを分からなくする」とカッコ良く飾ることができます。
*布ワザの記事も書いてリンクしますね
花が咲き終わってきて 不格好になっちゃったら「活け替え」を
グラジオラスのように縦長に咲く花は
大抵「下から」咲いてくるので
下の花から枯れてきます。
そして、枯れた花をむしると・・・
かなり不格好になります( ̄∀ ̄;)
中には上からと下から咲いてくる花もあり
そうすると真ん中だけ残るという
たいへん見た目 不格好な状態に…
そうなってきたら またここで「切り分け」をします!
花を切り分けして「活け変え」しちゃうと
気分も新たに再びカッコよく!なります(*^-^)b
ビデオでどうぞ↓↓
最初から こういうフラワーアレンジメントなんです!
ってふうに見えるでしょ^^
これでまたしばらく楽しめますよ!
最後の一輪まで楽しむには
さらにもっと花が終わってきて、てっぺんの花しか残らなくなったら
こうやって飾ると良いですよ^^*
残っている花1つ2つの部分だけを切って、
小鉢やおちょこなどの小さい器に入れるんです。可愛いですよ!
こうやって、たくさん咲いてくれる花を
2度3度と「飾り替え」をしていくと
長~~~~~い間、新鮮な気分で
1つのお花を楽しむことができます!
1回お花を買ったら2週間3週間、
こうやって どうぞ長く楽しんでくださいね!
グラジオラスを使った わが家のフラワーアレンジメント例
どんなお花でも!
子どもと摘んだ野の花でも
スーパーの束1個でもOK!
それでじゅうぶん 飾れます!^-^*
おうちの花は 束1個、苗1個、鉢1個・・・
500円以内で 充分! 飾れます^^
そんな話を 今まで 誰もしてくれなかったかもしれない。
でも、これで 良いんですよ!(*^_^*)
花の仕事、23年目のわたしの
「おうち花」 が こんなもんなのよ。
だから あなたのおうちも こんなで 大丈夫~♪ ^0^/
このブログくらいのお花が飾れるくらい
お花と仲良くなれる!
【花のあるおうちになれるメルマガ】へどうぞ^^
この記事では「グラジオラスを買うときの良い花の見分け方」をお伝えしましたが
メールレッスン(メルマガ)では、さらにそれ以前の
「どんなお店で花を買えば失敗しないか」
「花が咲かずに枯れちゃう、すぐ枯れちゃう、を避けるため 長持ちする花を選んで買う」
といった お悩みを解決する動画をプレゼントしています↓↓