アゲハ蝶から「他の生き物と共存する人間」を知る

こんにちは^^
【おうち花マスター講座】本多るみです。

花には、いろいろな生き物がやってきます。
なかでも「花と言えば!」 ちょうちょ! ですよね?
花にはちょうちょがつきものです。

ちょうちょの中でも・・・

我が家で必ず毎年 羽化観察するのが 「アゲハ蝶」^^

アゲハに限らないけど ちょうちょを毎年飼います。
わが家にはミカンがあるので必然的に ミカンを食べるナミアゲハが多いです。

 

やっぱりね。

「あっ、ちょうちょ!(*´∀`*)」を 自分の目で見たその日から

イモムシは 「=ちょうちょさん」に、なるんだよね。(*´▽`*)

そしてね。

「ちょうちょさんがミカンを食べてもいい」
って きっと 許せるようになるんだよ。

 

 

 

芋虫は「害虫」? 正義と悪は「立ち位置」しだいで変わる

自宅で植物を育てていると、
葉を食べてしまう イモムシ ほか虫たちは
「害虫」と呼ばれて 「やっつける」対象として見られてしまいがちです。

だけど、ほんとうに「害」なのかな?

「ちょうちょが蜜を吸うこと」で「受粉してもらって」
「実をつけることができたり」「種をつけることができて」
いのちをつないでいる花もたくさんあります。
蝶にタネを残してもらっている花にとっては、蝶は「恩人(益虫)」です。

善悪って、見る側が変われば ひっくり返るものなんですよ。

わかるのは「蝶の幼虫はミカンの葉を食べる」こと
「おとなになった蝶はいろいろな花の蜜を吸う」こと。
その事柄が「どこにどうつながっているのか」
じつは、まだ人間に見えているのは、わかっていることは ホンの一部。

なにがどう、どこに繋がっていて、
その蝶がいなかったら なにがどうなってしまうのか
誰も良く分かっていないんです。

だから、とにかく どの生き物も 滅ばないように。
いまのこの地球のバランスが崩れないように。
なにごとも起きないようにしようね。

っていうのが「生物多様性を守ろう」っていうこと。

 

とにかく「大切にしたい」「大事にしたい」湧き出るキモチ 

ひとつの命のその先に、どこまでも繋がった「いのちの輪」があります。
いきものはみんな つながっている。
そんな「この地球の存在法則」が子どもにも体験で「わかる」のが
生きものを飼うこと。

花や野菜を育てることも、もちろん良いんだけど
「つながり」を知るには
花に来るほかの生きものたちを 知ることから。だよね。

 

っていうか、じつをいうと、そういう 小難しい話は
我が家にとって「おまけ」みたいなものなんです。

「メリットは?」って聞かれて
え~と? って考えてみれば
まあ ↑ こういう教育的メリットがあるかもね?

って思うくらいです^^;

 

我が家にとって、イモムシ君は「見つけたら保護してあげたい」生きもの。

そのままにしておくと み~~~んないなくなってしまって
サナギ1つも見かけない・・・
「誰もちょうちょになれなかった」ということになるのを
実際に子どもたちがその目で見て、知ったから

「ちょうちょになれますように!!」って 保護するようになりました。

そして実際に「ちょうちょになった!!!」を見たら
やめられなくなったんです。

 
実際に ミカンの葉を採って与えて
大きく育っていく イモムシを見て
サナギになって、羽化して ちょうちょになって飛び立っていく姿を見て
こどもは「なにか」を学ぶのでしょう。
 
 

「虫の存在は許さない、排除する!」 じゃなくって 
「一緒にミカンを分け合う 大事なお友達」に なれるんだと思う。

 

 

目で見て、触れて、心に触れるから「理解」する体験を子どもたちへ

「はらぺこあおむし」の絵本は大人気ですよね!

もちろん「はらぺこあおむし」の絵本もいい。

いいけど

ホンモノのあおむしがビューティフルなちょうちょになる

その姿を見ないままに「本当」には「理解できない」し
「コレが 本当にちょうちょになるの?」って
なかなか 信じられない容貌よね。

 

だから 見るのよ!
その目で ホンモノの「ちょうちょさん」を。

本当の意味で、「知る」。
その目で見て、触れて、体験する
だから 心と身体で「わかる」

その「経験」を、子どもには、あげたいんです。

アゲハ蝶の幼虫は「青虫」で、いもいも動く「芋虫」。
一般的には キラワレ者。

でも 紛れもなく =「ちょうちょさん」。

この「ちょうちょさん」はミカンの香りがするの。
ホントよ!

こんどクンクンしてみそ(え?嫌だ?)

ミカンの香りがするのは、ミカンの葉っぱを食べているから。
ミカンの葉っぱを食べて ビューティフルなちょうちょになる!

娘にとって
「あっ、ちょうちょ!(*´∀`*)」

を 自分の目で見たその日から
イモムシは 「ちょうちょさん」(*´▽`*)

「ちょうちょさんとは ミカンを分け合ってもいい。」

だってお友達だから。

ちょうちょさんが ミカンを食べてもわたしの食べる分のミカンは なくならない。
「一緒に分け合っていい」

そういう「共に存在することの許し」

なんていうのかな・・・

机の上で文字として教えられる授業じゃなくて
「身体と心で 理解している人間」でいてほしいな、
っていうのは親のエゴではあるけど、そう思うんです。

娘がそういう『感覚』を持っていることが
将来、自分が生きていくために
(もしかしたら家族のための 食べ物を選ぶ母としても)
きっと糧になると思うし

なにより
「他の命に生かしてもらっている感覚」を もっていてほしいと思う。

農業は、「自然と一緒に生きる」こと。

ちょうちょを「排除」して人間だけが地上に立つためのものじゃない。
(そうしようとしている企業もあるけど わたしは嫌だ)

ちょうちょは一緒にミカンを食べるお友達。
滅ぼす対象じゃない。

なんかさ、「滅ぼす対象」とか作ってほしくないんだよね。
殺伐としてほしくない。

だから 子どもたちには生きものたちを 実際に見て 触れて
あそんでほしいと思う。

いのちとあそぼう。

人間ではないほかの小さないのちたちと
「一緒に生きている自分」を
感覚で「わかる」
そんな人間になってもらいたいんだ。

 

なんかね
これも「感覚」だから
説明はしづらいんだけど

それが 「わかる」 人間であることが
とてもとても だいじなことだと感じているから。

「存在を許せない」
「排除する」
っていうような思考回路は
「怖い」「危険」と感じるから。

感じる ことだからね、
ほんと 説明はできないんだけどね。

  

体験・経験教育の格差って言うけど、家庭でできることもいっぱいある!

なお、こういう「体験教育」・・・というやつ

最近は、
「体験教育は富裕層でしかできない」
「庶民には子どもに体験教育できなくて差が開く」
「体験・経験で学ぶことに教育格差が!」

なんていうニュースもよくありますが

体験教育が富裕層にしかできないだなんて、そんなことないよ!

どこか遠くに出かけなくても
専門のキャンプとか教室とかにお願いしなくても
「おうちで家族で、親子で体験」できることはたくさん、沢山あります。

家の中でできます。
どこにも出かけないし
たいしたものは買ってません。(飼育ケースくらい)

我が家でやっていることは このブログでどんどん紹介していきますね。

 

ではまた^-^/

 

 

*野生の生き物を飼うことについては
 注意すべきポイントがいくつかあります! 別の記事にまとめますね。

 

 

 

「えっ?それだけでいいの?知らなかった!!」
農大出身もと花屋店長が
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