花を「見る」だけのものと思ったら もったいない!
お花は「見るもの」
あなたも そう思っていませんか?
もちろん、見て キレイで 可愛い ですが
「それだけのもの」と思っていたら とっても もったいない!んです。
ちょっと話は変わりますが・・・
よく、
「るみさんの家はいつもお花をいっぱい飾っているんですか??」
って 聞かれます。
(こんな フラワーアレンジが飾ってあるとか?)
(こーんなすっごい庭園があるとか?)
うーーーーんと
たぶん、そういう、一般的に思う
「素敵なフラワーアレンジメントの先生のおうち」
というのとは
かなり、だいぶ 違うと思います。
わたしは あくまでも
「ふつうのおうち」で
「植物・生きものと一緒に暮らす」ことを
あたりまえに 感じられるように
と思って 「お花」を題材にして お話しています。
なので
「ゴージャスなお花屋敷!」
じゃないです。
それ、ふつうのおうち
「じゃない」でしょう?
じゃなくって
ふつうのおうちで
毎日 ふつうに
ママが子どもと一緒にできること
を お伝えしたい! んです。
そういう、「おうちの花」って
むかしは、「家庭の中で」
節句や暦の行事・食文化・家庭医学の継承・・・
いわゆる「おばあちゃんの知恵」として
家族に受け継がれていったもの。
だから、特別にそれを教える学校とか、ないんですよ。
フラワースクールでは、教えてくれないこと。
◎1回花を飾るのも
子どもと摘んだ花 や
子どもと拾った木の実
苗1個や 束1個
家にある小物 で できるよ!
◎1回花を飾ったら
飾り替えをして 1つの材料を
長ーく とことん いっぱい飾っちゃおう♪
◎その飾った素材について
親子でいっぱい「?どうして?どうなってる??」
を感じて・考える時間が 宝物!
◎植物と触れ合う その「時間」
おうちの時間が 宝物になりますように^^
っていうことを お伝えしています^^
なので いわゆる
「フラワーアレンジメント教室」 とは
考えかたの根っこが違います。
お花をたくさん買ってもらったり
フラワーデザインを真似してもらうことが目的なんじゃなくって
「小さな子どものいる家庭でお花と暮らすコツ」であり
その延長線上の
「せっかく飾るなら 可愛くキレイにしたい!」を叶えるための
「お花屋さんの花飾りの考えかたとコツを伝授」 しています^^
たとえば、今の写真にもあった
冬場に花飾りでよく使う 「わたの実」
ただ可愛い花材として 使う・・・んじゃ、もったいない!!んです。
せっかく 「綿」 を おうちに 飾るのなら!
わたしは
子どもと一緒に「わた」というものを 知る!
っていう 興味を持ちたいのです。
だってコレ 「わた・綿」 ですよ!(^o^)
「綿」って、何に使われているか、考えたことありますか?
・服の「綿100%」は この綿の繊維100% ってこと。
・注射とかの消毒のとき アルコールを塗る「コットン」も これ。
・お化粧用の「コットン」も これ。
うちでは、
「このワタを引っ張って、よりよりして糸にして
いま着ている お洋服を作るんだよ~」
って子どもたちに伝えてます^^
子どもたちには
「自分が使っているもの」
「自分が食べているもの」が「何」なのか
自然界での姿、なりたちを 身体で知っておいてほしいな と思うから^^
でもさ、実際問題
わたし自身だって
このワタの実から どうやって 綿の糸になって
綿の布地になるのか
作ったことなんて なーーい! わけです。
綿の布地から 洋服を縫うのだって
家庭科の授業でしかしたことないわ。
今の時代 服を買ってくれば 服が手に入るもの。
でも、 この 「わた」っていう植物の この実から
たしかに 毎日着ている洋服が できているのよね!
消毒用のアルコールだって これで塗ってくれる!
化粧水パックをするコットンだって コレ!
ってことを
「ただ買って手に入れるもの」 って 認識で人生終えるんじゃなく
「この草の実から作るんだ」 って 「知っている」
わたし自身が そういう人間でありたい。
そして
子どもたちにも 「知っている人」に なってほしいと思うんです。
なんていうか それが 豊かな人間 だと 感じるから。
子どもたちには そういう人であってほしいと 思うから。
「綿」の場合は、服やコットンだけど
その花が「食べ物」のことも「薬」のことも
「家」や「紙」になることもある。
つまり、「この世界は何でできているの?」ってことかな。
それを、ちゃんと、1つ1つ 「知る」。
映像や図鑑の中で、バーチャルに「知った気になる」んじゃなくって
実際に目で見て、触れて感じて、においをかいで、やってみて。
本当の意味を知り
体験をもって「知る」こと。
この世界は、植物や虫や動物=「自然界」を使って作られていて
現代は、便利に全部「製品」を誰かが作ってくれていて
買えば手にはいるけれど。
それが「何なのか」一緒に子どもと学び直すことができる。
それが ”おうちで花と暮らすこと” だと わたしは考えています。
といっても、「ムズカシイ」ことじゃなくって
「子どもと一緒になって」
子どもに戻って、一緒に「なんだろう??」とか
「キレイだね!」「不思議だね!」を「楽しむ」
それでいいと思うんです。
実際に
うちでどんなふうに
この「ワタ」を飾り
そして あそぶのか??
っていうお話は・・・
長ーーくなってきたので また次回! ^-^*