文化って、こうやって引き継がれていくんですね。

2018年のお月見は
 
十五夜(中秋の名月):9月24日
十三夜:10月21日 でした^^

十五夜は 旧暦8月15日の夜
十三夜は 旧暦9月13日の夜 のことで
それぞれ、今の太陽暦では
約1か月遅れになります(日付は毎年変わります)

 

豊作を祈り 感謝し
「稲穂」を模した「ススキの穂」を飾り
その時期の収穫物をお供えする
というのが一般的な習わしです。
 
(地域によって違いますから
 その地域のやりかたは
 地域のお年寄りに聞くと良いです)

 
わが家では、こういう
日本の四季のイベントを楽しむことにしています。
 
今年は、十五夜当日の天気予報が雨だったので
1日早く ススキを刈り取りました。

息子が野球の練習をする河川敷です。
   
おうちに飾る量のススキや
野の花を摘んでも
誰も気にしない場所。
草刈りの役にも立たないくらい(笑)
  
ススキのほか
ヒガンバナと
「ニラ」の花を見つけたので
少しずついただきました^^

 


 

ニラの花には
蝶や ハチ アブたちがたくさん!
ニラの蜜は 美味しいんだな~~^^

 

 

 

ニラは、タネが
ハートの形になって 可愛いんです!

 *別の年に撮影した、熟れた ニラのタネ
 この「枯れタネ」を飾っても 秋冬らしくて可愛いんです。

 

 

摘んだ花は くるんで持ち帰り
「水揚げ」をします。
 
買ってきた花は、「水揚げしなくていいですよ」
ってお話していますが
摘んだお花は 急に根っこから水が吸えなくなって
ビックリ!!しています。
水を足してあげないと
いきなりは飾ることができません。
 
 
水揚げのしかたはこちらに図解しています^^
  
ビデオで見たい・指導してほしいときは
【おうち花入門講座】をご利用ください。
 
 
水を吸わせている間に
子どもたちが お団子を作りました。
 

ススキだけ、もきれいだけど  

やっぱり ヒガンバナが入ると映えます!  

食卓用に 小さい花飾りも作りました。
  
折れてしまった花は さらに小さく^^  
  
年少さんの頃、幼稚園で先生に
「月がのぼってきたら食べるんだよ!」
と聞いてきた息子(11)は
かたくなにその指示を守ります(笑)
 
妹に「月が出るまで食べちゃダメだよ!」
 
おとなしく 月が出るのを待つ子どもたち(笑)
  

暗くなって、月が出たら・・・!
  

いただきま~~~す^0^*  

わが家では、これが 毎年恒例の「お月見」
  
「ススキを摘んで、飾って
 お団子を作って
 月が出てからみんなで頂く日」です。
  
  
わが家では、「あたりまえのこと」で
毎年、子どもたちも楽しみにしています。
  
 
いまのご時世、「あたりまえにお月見」
しない家庭が多いかもしれませんが 
  
わたしは、古くから
「一番つきのキレイな日」と
むかしのひとが思った日に
   
その日にキレイな草花と
お団子を添えてお月さまを見る
そんな日があることを
子どもたちに伝えたいと思っています。
  
  
月のウサギ(クレーター)や
月の満ち欠け
空に浮かぶ星々に興味を持つかもしれない
それは学びに繋がることですし
 
日本の「月の満ち欠けで決める暦」や
季節の草花や収穫を供えて月を見る文化を
グローバルになっていく未来
海外のお友だちに
「故郷の文化」として語れる日本人であってほしい。
   
  

これらの写真を 実況中継でFacebookにUPしていたら
嬉しい言葉を頂きました。

【文化って こうやって
 受け継がれていくんですね。】

日本の文化を受け継ぐ
って言うと
難しく感じるかもしれないけれど。
   
それは 「当たり前の毎日」を 
この日本の この四季の恵みを
めいっぱい感じて
きれいだね、おいしいねって
味わって過ごすということ。
 
 
「いつもあたりまえにあるもの」の
ありがたさを
感じることができる感性を
 
それは 日本ならではの
日本人独特の
世界でいちばん! と讃えられる
「日本人の感性」

その感性を 育むことができるのは
「おかあさん」です。
「おうちの人」です。

「おうちでの毎日」を 宝物に。
日本人の「自然と一緒に、一体になって生きる」
その感性を 子どもたちに伝えたい。
 
それがわたしの 目標です。

「でも、行事が分からない」
「どうやるのかわからない」っていうときは
ぜひ、わたしと一緒に 
季節のお花を感じて楽しむ毎日を 送りましょう^^
メルマガで日々、わが家の毎日をお伝えしています。

 

 

 

本多るみ

おうち花マイスター。 育てた植物を食べて飾るおうちで育ち、生きもの・生態系大好き!で農学部へ。東京農大卒農学士・学芸員資格所持 生花店で11年店長として勤め、出産退職と同時に「おうちの花」を家庭に伝える活動を始める。「家庭と科学」の家庭教育講座・講演も。

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