「好きに」「適当に」花を活ければいいと言われても困る

これ、わりと良くあるケースなんですが。

カッチリキッチリ、ビシバシ厳しいスクールじゃなくて
ゆるくみんなで楽しくお花を飾ることができればそれでいいの。
というお教室の場合、

お花を飾るときもゆるゆるに
「好きな花を 好きなように どうぞ、ご自由に、のんびり気楽に」というのがコンセプト。
ということが 往々にして、あります。

ウンそれ理想だよね! それイイと思う! でも!
でもさ! そんなんができたら、できるなら、困ってないっつーの!!

 

「お好きにどうぞ、ご自由に」で”できる”のは、もともとできる人

お花を、パッと選んで サッと飾れる人
って、いますよね?

そういう人に、
「どうやったら そんなふうに
 パパっと選んで サッと飾れるの?」 

って聞くと大抵

「てきとーにやればいいのよ~!」
「好きなようにやればいいのよ~!」

って 言われるそうな。
(これまでの受講生さん・メルマガ読者さんの体験談より)

うんうん、確かに、わかります。
感覚で最初からできちゃう人って そう言うんですよね。

 

でもさ

「それじゃ分からないから 聞いてるのよー!>0<;」

って 思いますよね^^;

  

この「自由に」って
すっごく大きな壁です。

自由なのに壁なの。

なーーーんにも ないところから
完全に「自由に」「好きなように」
って言われても
分からなすぎて 何もできない!

んですよねえ。

「自由に」ということばが
逆に 足かせ・縛りになってしまうような・・・

  

 

基本ルールがある上での、自己表現としての「自由」

受講生さんの、過去の体験談で多いのが
習いに行ったお花教室で「好きに活けてね」言われて
結局何もできるようにならなかった・・・

というお悩みです。


そのお教室の先生としては
「親切」で、「お好きにどうぞ」と言っていると思うんです。
だけど、想いがすれ違ってしまってて
「それじゃ嬉しくないんです!」ということが起きてる。

 

生け花とか、特定の師匠に指示する場合は
その宗派・流派・先生の教えに まず沿うことが大事ですよね。
そのうえで、自己表現として 飛び出していく部分が 守破離の 離 になるのでしょう。

ですが、「好きに活けましょう」という場合は
従うところがなくて、分からないからこそ 困ってしまう。
完全に「自由」にされても困っちゃう。

 

どうして困ってしまうのか?

それは、
「そもそも、お花の世界のルールが分からないから」
だと、わたしは思うんです。

「好きにする」って、ある意味「応用」なんですよ。
好きにできる、ということは、好きにアレンジができるということ。
それには、そもそも、それ以前の「土台」がないと無理なんです。

最初からなくてもそれができる人は
自分はできる・できている、という「自信」があります。
それが世界のルール外だったとしても、「自信」があるから気になりません。
世界ではなく自分、「自信」を土台に進んでいくタイプです。

だけど、ほとんどの人は、はじめての世界に「自信」なんて、ありません。
ないのが普通です。
だから、土台になる「世界のルール」を知ることから始めるのが良いんじゃないかな。

「世界のルール」を土台に、拠点にして「好きにやる」
これが 「好きにする」ができるようになる近道だとわたしは考えます。

花飾りも同じで
「基本ルール」があるうえで
「自由に遊んでいいよ」が
分かりやすいと思うのです。

 

  

お花の場合の「基本ルール」って何だろう?

わたしも、
「おうち花」は、あなたのおうちの中のもの。
だから自由に、好きなように やっていい!
 って、お話しています。

が、そう言っただけでは
ほとんどの人は 何もできないままになってしまいます。

   

そこで、わたしの講座では
 
●基本的な 花と暮らすルール(おうち花入門講座)

●見た目の良い花飾りを作るための、
 それぞれの活けるかたちごとのルール
(おうち花マスター講座)
 
をお伝えしています。



・花が元気でいられる ことをだいじに(入門)

・自分が作りたい世界を作っていく(マスター講座)
  基本的にはこれだけです。

   

 

自由に花を飾るということ

受講生さんはこんな風に「自由」に楽しんでくれています^^

神棚は、本来神様をまつる場所なので
神道のプロの方が見たら「邪道」かもしれません。

でも、節句のおひなさま・お内裏さまを
同じようにまつりたい気持ちがあっても
それは、その家庭の自由じゃないかな、って
わたしは思うのです。

この写真にも 「ダメです!」って 言う人はいるかもしれないけど
「違う考えの違う家の人にとってはダメでも このおうちには、これでいいでいい」
ダメだと考える家ではやらなければいいし
やりたい家ではやってもいいんじゃない?

「個人が、個人の好みで飾る花」
自分のための花だからです。

「対外的には 繊細な部分だ」と理解したうえで
自分のおうちで
自分のおうちの神様のように慕っても 良いと思うんです。

 

こんな「おひなさま」だって 可愛い!≧▽≦*

  

「花びら1枚を飾っちゃダメ!」 なんて
だれも決めていない^^

「文房具で飾っちゃダメ!」 なんて
誰も決めていない^^

決めているとしたら それは 自分自身。
なんだよね。

 

その
「なんか知らないけど
 勝手に自分で決めちゃってた縛り」
を解きながら

「こども心に戻っていく」と自由に花を楽しめる

そんなふうに思っています^^

 

娘 3~4歳のときの 休日朝の日課 「花あそび」を紹介。

ビオラの花で イスのカエルを飾ってあげたり

庭に咲いた ムスカリの花が
「ぶどうみたい!≧▽≦*」って言って

「ぶどうプリン」をつくったよ!(ただのどろんこ、ムスカリトッピング)

きっとあなたも 子どもの頃
こんな「おままごと」してたよね?^^

「自由」って そういうこと だと思うな^0^*

  

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