コブシが咲いたら 田んぼを耕す

桜と ほぼ同時期に咲く花に
「モクレン」「こぶし」があります^^

白木蓮やこぶしのほうが 桜より早いこともありますが 
今年は一緒に咲いていました♪

 

↑ この写真の花は「こぶし」です^^

木蓮・こぶし
両方とも ラテン語の学名では「マグノリア」がつきます。
 
「マグノリアの○○」とか
文学やマンガのタイトルによくつくので
聞いたこと、あるのでは~^^

「こぶし」はもともと 日本に生えていた モクレンの仲間。
大型の「モクレン」は 移入してきた種類です。
だからなのか?

「こぶしが咲いたら 田んぼを耕す」

と言われています^^

(木蓮が咲いたら、とは 聞かないなあ~)


 

日本では
山に自生する「コブシ」の木に
白い花が咲きはじめたら。。。

たんぼを耕していたのです。
むかしは「田打ち」と言いました。

なので、こぶしの別名を「田打ち花」といいます。

 

「この花が咲いたら、田んぼを耕す」

日本に住むひとは
そうやって 季節を 花で感じ取って
花の暦にあわせて 毎日を暮らしていたんだなあ。
 

もうひとつ、田んぼに関わる名前のついた花があります。

それは・・・コレ。

 

小型の「ぺんぺん草(なずな)」のような見た目の花で
「タネツケバナ(種漬け花)」 といいます。

この花が咲いたら
お米のタネもみを 水に漬けて
お米の苗を作る時期だ、っていうこと。

わたし、
にっぽん人の 
こういう「感性・感覚」が
大好きなんです!

いまは、自分で日々
田んぼしごとをするわけではないけれど
こういう「感性」は
子どもたちに伝えていきたい。


 

 
まだまだ、葉っぱのない木々もあったけど
(この実、オモシロイ! なんだろう?^^)

これから 本格的に 春がやってくる!

そういう 季節のサイン
お花からの便りを
感じ取ることができる人

でありたいと思うし

子どもたちにも
その感覚を 伝えていきたいな。

 

だから

どんなに忙しくても

ときどきはこうして
子どもたちと 外で遊びたい~~!

 

おさんぽ写真
たくさんあるので
どんどん 載せていきますね^^

 

ちなみに・・・・・

モクレン は
地球上で最初に生まれた
「花」をつける樹木 らしいです。

恐竜がいた6500万年前
すでに モクレンは 咲いていたそうな。

「恐竜も見ていた花」

そんなところも 木蓮のロマンだなあ~~!≧▽≦*
 (わたしは 恐竜も 大好き!)

 
 

さらに ついでに・・・

「モクレン」とだけ言うと、通常
紫色の「紫木蓮(シモクレン)」をさします。

白い木蓮は「白木蓮(ハクモクレン)」「ハクレン」


 

おなじく白いこぶしと ほぼ同時に咲くので
どっちがどっち? となりますが

基本、見分け方は・・・
「モクレン」のほうが花のサイズが大きくて
花びらが硬く、上向きに咲く。

「コブシ」は花が小さくて
花びらが完全に開き、いろんな方向に向かって咲く

と思えば ほぼ正解です^^

 

 

本多るみ

おうち花マイスター。 育てた植物を食べて飾るおうちで育ち、生きもの・生態系大好き!で農学部へ。東京農大卒農学士・学芸員資格所持 生花店で11年店長として勤め、出産退職と同時に「おうちの花」を家庭に伝える活動を始める。「家庭と科学」の家庭教育講座・講演も。

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