春の七草、「摘んで食べる日だよね!」

「七草セット 買ってくる?
 それとも、ハコベくらいしかないけど 摘む?」

「摘む! だって、摘んで食べる日でしょ!」

というのが我が家の毎年1月6日の会話。
きっとこの写真の「ハコベ」くらいは家の周りに生えてます!
こんなふうに、あいた植木鉢の中とか
家の周りの隅っことか・・・


 

毎年、朝、こどもと寒い中摘んで 
買った七草セットのお粥にプラス。
1つ 摘んだ七草を足すだけで 全然違うんです。

「あ、七草って うちの周りに生えてるんだ」
「生えてる草を摘んで食べるんだ」

 って「感じる」

子どもの口から
「摘んで食べる日だよね」ってセリフが出る。
そういう「感じ方」をしていたいなって 毎年思います。

 
 

<春の七草> は 1月7日にお粥にして食べる七草です^^

・セリ
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・ほとけのざ
・すずな
・すずしろ  の7種^^

 

わたしが「その辺で 摘めないか探す」 って言うと

「えっ、七草って 生えているものなの??」
って よく聞かれます。

生えてますよ!^0^*
 
 
さすがに大都会では難しいですが
こイナカなら どれかは見つかると思います^^
 
 
七草で いちばん その辺に生えてるであろう植物は
「ハコべ」ですね(*´▽`*
 お正月の今の時期でも よく見つかります♪

昔よく摘んで 
小学校のインコやニワトリにあげたなあ~

 

七草の「仏の座」は
いわゆる 道端にはえている 
このシソ科の紫色の花の ホトケノザ ”じゃなくって”!

田んぼなどの湿地に生える コオニタビラコ のことです^^
ちーーいさいタンポポみたいな花です。

座間は川も田んぼも湧き水もあるので 普通にその辺に生えてますが
お正月にはちょっと探すの厳しいです(^_^;)

「ハコべ」のほか「なずな」(ぺんぺん草)も
東京にもたくさん ありますね^^


 

ただ 同じく今の時期には 見つけるのたいへんです(^_^;)

ハコべはその点 今の時期でもけっこう立派に育っているので
見つけやすくて 簡単ですね(*´▽`*)

 

「ごぎょう」は「母子草(ははこぐさ)」のこと。
白っぽく毛の生えた葉っぱに、春になると黄色い小さな花が咲きます。
これも たぶん雑草としてよく見かけるのでは?

ただ やっぱり、今の時期は
とっても小さいので見つけにくいです^^;

「セリ」はきれいな水辺があれば・・・ですし

 
「すずな」「すずしろ」は カブと大根なので
今の時代 野生ではみかけませんね(T_T)

 

「ハコベ」
「コオニタビラコ」
「なずな」
「ははこぐさ」 

の4つは
よっぽどの都会でなければ 生えてると思います^^

今の時期は、ちいさーーーい芽だけなので
めっちゃ見つけにくいですが;;
 
3月になれば、茎が伸びてきて
小さなかわいい花を咲かせますから
探しやすくなります^^

七草の日に見つからなくても
春になったら
今年はぜひ 足もとを見ながら 探してみて♪ 

「春の七草」が 足元に生えている!

って思うと 
「春の七草」や「野菜」に対する
考えかたが
ぐるぐるっと ひっくり返りますよ!

 

それに・・・なんだか 
ちょっと ウキウキしちゃいますよ≧▽≦ わたしはね♪

 
 

そうそう、 うちはお正月には
「百人一首」で遊ぶのですが^m^

百人一首の中に
「春の七草を摘んでいる、といわれている歌」 
があるんですよ。

 

【君がため 春の野に出でて若菜摘む
 我が衣手に 雪は降りつつ】

   小倉百人一首・光孝天皇
 
この句も「あ、春の七草の歌!」
「朝摘むんだよね!」 
って体験があると もう忘れない^^

  
 

植物と一緒に生きてきた日本人の暮らしかたの「感性」を
わたしはやっぱり 
子どもたちに伝えて 後世に遺していきたいんだな。

 

そんな わが家のおうち花・育児話はメルマガでお話しています♪

ではまた^-^/

本多るみ

おうち花マイスター。 育てた植物を食べて飾るおうちで育ち、生きもの・生態系大好き!で農学部へ。東京農大卒農学士・学芸員資格所持 生花店で11年店長として勤め、出産退職と同時に「おうちの花」を家庭に伝える活動を始める。「家庭と科学」の家庭教育講座・講演も。

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